http://www.kuroneko-lucy.info/tv/story/story12.html 「やっとここまでこれた」 最後にテーマがフル尺でかかる。 陰のある二枚目、は珍しくないだろうが、山本耕史はまた格別に基調困り顔。本作の配役にずっぱまりであった。いつも笑顔、天真爛漫のひとよりは知性、深み、繊細さが感じられる。 演技も上手い。NHK居眠り磐音。事情あって武士を逐われうなぎ裂き職人に身をやつしていた主人公。彼が作業で染み付いた生臭さを取るための入浴シーンに、全国の食事中の奥様が箸を取り落とす衝撃を受けたのではないか。目にも彩な白い肌。これ、たぶん印象が鮮烈すぎてシリーズ初期のみに披露、あとはお目にかかれなくなってしまった。「また見たい! イワネさまの白い肌!」と奥様や、奥様じゃないけどイワネ様の肌を見たい殿方等老若男女すべてから嘆願要望抗議の声が局に殺到したのではないだろうか。