主 俺はもう腹が立ったね。 客 午後ロー(で観た)の惹き句、「実話を元にした衝撃のミステリー!」ってあんだけど嘘でしょ!? 嘘だよね!? いくらなんでも。 主 どういう実話なんだよ。モスマンが現れたのかよ。 客 描かれる怪異現象どうのこうの以前に、演出がおかしいんですよ、これ。 主 そうなんだよ。ファンタジーという世界でひとが空飛べたり魔法が使えたりとか、それはいいのよ。その世界はそういう法則なんだから。作品世界内では無矛盾なんだから。でもこの映画の場合…… 客 叙述の進行毎にその世界内ルールが変わってく。矛盾だらけ。 主 アル中の話延々聞かされてる状態なんだよ。 客 アル中に向かって「さっき言ったことと違うよね」指摘する程虚しい行為もないですよね。 主 取材どうなったんだよあいつ。してないよね取材も、インタビューも。田舎町で無意味にまったり。ギアのことだから当然女警官ともいつの間にか……、否、光速でいい仲にw 客 んで家帰ったりまた戻ったり。キャスト全員落ち着きがない。 主 その予言とやらも結局誰の役にも立ってないし。 客 監督マークペリントン、脚本リチャードハテム、原作ジョンAキール。原作の人は要するにユーフォー本のひと。矢追純一みたいなもん。 主 覚えとこうな、こういうクソ映画に携わった人間の名前。 客 これ絶対ラジー賞獲ってますよねえ。