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「アメイジング・スパイダーマン」

 金曜ロードショー140425の録画をいま頃観た。 後半、建機労働者との連携など滾(たぎ)るものはあった。しかし前半があまりに誕生譚に割かれ過ぎている。糸やコスチュームがどうしてこうなったかのくどい説明、そのための描写。そこを全省きすれば疾走感ある映画になったろうに。

「映画大好きポンポさん」2021.

 教育テレビでやってくれたのの録画230204をいま頃観た。 初っ端(しょっぱな)から嫌な予感はしたのだがそれは全面的に当たってしまった。 ニューシネマパラダイスでシネフィル? 死んだ目? 必要条件と十分条件の初歩的な無理解じゃない? このとき学歴に言及があるのはたぶん偶然じゃない。作者は頭が悪いのだ。京アニ犯の目、輝いてました? 月朝の満員電車、みなさんの目、輝いてますか? 資質を認められて、っていうのは一見実力主義のようで結局異世界転生物なんだよね。なんか知らんがすべてコミュ障でキモオタに優しい世界。ポンポは無限に彼を甘やかしかわいい彼女まで調達するママである。これは撮影所を仮装した出口のない家庭内狂気だ。 結構な苦痛(アニメ。アニメ。アニメ臭い。すべてが)を我慢しながら観たが最後25分ほど余すところで「いやもうふざけんなよ頭おかしいんじゃねえの?」とさすがに視聴を中断してしまった。「中継してたのです!」じゃねえよクビだよてめえキチガイ。 頭おかしいシーンはさすがにここが頂点であとはクライマックスに向けて多少はまともになるかと思ったら。更に追加でこっちの頭殴りつけてくるのでもう唖然とした。ここまで状況好転してもらっといて入院? いやそれはしょうがないとして根性で復帰? 土下座?(編集しろよそんな暇あったら)んでなんで「わたしも一緒に! ここに座っています!」??? んですることが「えーここ切っちゃうのー?」。なんで邪魔してんねん。んでディリートボタンに手を添えてって。 クライマックスというより「終盤25分間にどんだけ要らんシーケンス詰め込めるかチャレンジ」。そこで切れ切れ言ってるくせに。だいたいなんで新人監督に編集までさす? どうしても必要だったんですいう撮り直しがベタもベタな「家庭か仕事か」。はあ?(んで結局切っちゃうんでしょ? 切れ!って) ジン君と発音されること多かったことが示すようにこれ日本なんだよねどう見たって。彼は仁なんでしょGeneじゃなくて。差し入れの箱はコージーコーナーだし。マエストロ興行師に土下座してるし。 柳下さんが研究観察中のご当地映画そのものなんだよこれ。都会で夢破れ帰郷した若者がふるさとの暖かさに触れ人間性を回復していく、ってプロットそのまんま。ポンポは栃木の土建屋のボンボン、ぼんくら三人組は幼馴染。仁はアニオタ、夏子は声優志...
 
甘い。ハズレ。  

三体0【ゼロ】 球状閃電

 面白かった。 ゼロとか言っちゃってっけど三体とは関係ないわけだし三体ほど面白いはずがないでしょ? でもまあ消化試合として読んどくかくらいの不遜な気持ちで読み始めたらこれが素晴らしく良かった。 三体とほぼ関係ない話とはいえ構成なり要素なり包含する人間観、思想には三体と重なる部分が多くある。球。三次元拡張した点粒子。目。視線。観測。殺らなければ殺られる。殺られる前に殺れ。傲慢なファッショ軍人。 「神様の介護係」は三体三部作を短篇に凝縮して語り切った(そんなことが可能なのか? 天才劉慈欣には可能なのである)超傑作であったが、本作もまた分量内容共に引けを取らぬ傑作であったのは間違いない。 身辺に手榴弾やらナイフやらチャラつかせて相手の反応を見る、臆病を笑う、マウントを取るヤンキー並みの下品な振る舞いから林雲という女は初手から印象が悪かったがまさに彼女がクライマックスでクローズアップされる。メンヘラですよと。トマスウェイドの女版という趣があるが、これは答え合わせにもなっている。なぜ彼があんななのかということは謎のまま死神永生は終わるが、ここに林雲の人生という形で回答が(長回しにも見える濃密さで)語られている。 頁が尽きたとき疑問に思ったのは「え? 父の描いた塔の謎は語られないまま終わるの?」。政府の極秘プロジェクトに関わりながら息子にはそれを秘してきた両親、それがあのとき避けられぬ死を覚悟して息子に語るべきすべてを語った(そして予想通りに殺された)その種明かし、全貌が語られるものかと予想していたのだが、青い薔薇で終わってしまった。 地下坑道の雷球実験から演繹されるSETI結論も思考実験として面白かった。観測者ゼロ環境において確率雲が出現せず一点に収束した。それはつまり観測者(人類以外の)がいるからだ、という形の地球外生命体存在立証。これ、再現性が実際にあるのでは?