前稿が誤解されたようなので、という言い訳を付してまたぞろ新清士くんがガンダムをダシにした日本人論を書いている。
http://agora-web.jp/archives/1466156.html
甘えというのは一概に悪いことではない。そういうつもりで言ったのではない。みんな土居健郎の『「甘え」の構造』も知らないんだなあ。これだから一般教養にすらこと欠くアニメオタクたちはいやになっちゃうなあ。そう言いたいようである。
前稿がよほど各方面から嘲笑されたのだろう。
"日本人は、アニメばかり観ていて、だから、バカばかり育つんだ。
ウソです。一度書いてみたかっただけ。"
冒頭の挑発的な文言もこれを、酷評を受けた彼の悔しさと復讐感情を裏書きしている。
ところが新稿で新くんは、アメリカでは甘えなんか通じないんだよ、とまたぞろのたまっている。文脈からすれば今回もまた「日本人は国際標準では生きられないよ」と言っているのだから前稿の論調と特に異なるところはない。
しかし「アメリカじゃあねえ」の部分が「アメリカの友人の話によると」という伝聞情報であるのはどういうことなのか。これだけ島国根性、大海を知らぬ井の中の蛙をバカにしておいてまさか、新清士くんご本人は海外渡航経験を持たないのであろうか?
それじゃあまるで開化開化と浮かれ騒ぐ欧化主義者の一庶民、敗戦直後の民主主義者じゃないか。
"「相手の気持ちを察する」というのは、「アメリカ人には一切できないので注意がいるよ」"。こんなことを"アメリカ在住の友人"から吹きこまれて「なるほどそうか」と納得するオツムもどうかと思うよ。俺たちがアメリカの小説や映画を読んで、観て、生活習慣の違いはあるにせよ感情の動きに共感できる事実はいったいどうしてくれるんだ。
オバマ大統領は電車で大股開きでふんぞり返り? ありえねえよ。日本人イコール繊細な思いやり民族、欧米人イコール貪欲な権利主張者なんていう馬鹿みたいな民族スキームをいったいどうやってこのひとは形成してしまったのか。電車乗ったことないのか。どうみたってアジア人、日本人のオヤジが人の迷惑顧みず大股開きで王様然と座っているじゃないか。あれみんな実はアメリカ人なのか。そんな馬鹿な。
ガンダム=ニュータイプで論を進めるのもいちげんさんの証拠。商品パッケージの解説やウィキの記述で知ったつもりになる怠惰な評論姿勢に他ならない。作品を予断なく素直に見れば、とりわけファーストガンダムは監督のニューエイジな信仰とその人間観に対する作画監督の激しい反発、否定、拒否が激しい火花を散らし、結果作品にまさに戦争と言える緊張感をもたらしていることが非言語的にも伝わるはずだ。ちゃんと観ていさえすれば!
"しかし、(私も含め)ガンダムについて語るの好きだよね(苦笑)"
末尾の締めが言い訳臭さに駄目を押し、また彼の異常性を垣間見せてもいる。私も含め? 語り出したのは自分なのにまるで他人事のような独白。あたかもみなさん一般の行為であるかのような誤魔化し。言表の責任をみなさん一般に解消するのはまさに新清士くんが軽侮する「どこそこ人の性向」だと思うのだが、いったいどういうことなのだろうか。
なにが(苦笑)だ。人格レベルで新清士というひとはおかしいのではないか。
否定の対象なのだから語る必要もないしガンダムである必然もない。通俗的日本人論を盛る器にガンダムを選ぶのは彼の自由であるにしろ、その試みはまったく方向性が見当違いなので新清士の声望をまた一段と低めることに役立っている。
彼の論考を鵜呑みにして受け売りで恥をかくオヤジが続出すればそれはそれで面白いからよしとする。
[追記]
なにか既視感があるなー、と心に引っかかっていたら、あれに似てるんだ。空想科学なんとか、とかいう本。いや、読んでないんだけど、でも評判悪かった本。巨大ロボットなんて、強度的にもありえないんだとかくさす本。
いや、だから、そういうもんじゃないでしょう? とか言っても通じない人種。「動物がしゃべるはずないだろう! バカ!」とか母親の制止も聞かず子供から絵本取り上げちゃう狂った父親。こどもに壊滅的影響を与えてしまう愚物。
こういうひとにも似てるね。
http://hirorin.otaden.jp/e242935.html
http://agora-web.jp/archives/1466156.html
甘えというのは一概に悪いことではない。そういうつもりで言ったのではない。みんな土居健郎の『「甘え」の構造』も知らないんだなあ。これだから一般教養にすらこと欠くアニメオタクたちはいやになっちゃうなあ。そう言いたいようである。
前稿がよほど各方面から嘲笑されたのだろう。
"日本人は、アニメばかり観ていて、だから、バカばかり育つんだ。
ウソです。一度書いてみたかっただけ。"
冒頭の挑発的な文言もこれを、酷評を受けた彼の悔しさと復讐感情を裏書きしている。
ところが新稿で新くんは、アメリカでは甘えなんか通じないんだよ、とまたぞろのたまっている。文脈からすれば今回もまた「日本人は国際標準では生きられないよ」と言っているのだから前稿の論調と特に異なるところはない。
しかし「アメリカじゃあねえ」の部分が「アメリカの友人の話によると」という伝聞情報であるのはどういうことなのか。これだけ島国根性、大海を知らぬ井の中の蛙をバカにしておいてまさか、新清士くんご本人は海外渡航経験を持たないのであろうか?
それじゃあまるで開化開化と浮かれ騒ぐ欧化主義者の一庶民、敗戦直後の民主主義者じゃないか。
"「相手の気持ちを察する」というのは、「アメリカ人には一切できないので注意がいるよ」"。こんなことを"アメリカ在住の友人"から吹きこまれて「なるほどそうか」と納得するオツムもどうかと思うよ。俺たちがアメリカの小説や映画を読んで、観て、生活習慣の違いはあるにせよ感情の動きに共感できる事実はいったいどうしてくれるんだ。
オバマ大統領は電車で大股開きでふんぞり返り? ありえねえよ。日本人イコール繊細な思いやり民族、欧米人イコール貪欲な権利主張者なんていう馬鹿みたいな民族スキームをいったいどうやってこのひとは形成してしまったのか。電車乗ったことないのか。どうみたってアジア人、日本人のオヤジが人の迷惑顧みず大股開きで王様然と座っているじゃないか。あれみんな実はアメリカ人なのか。そんな馬鹿な。
ガンダム=ニュータイプで論を進めるのもいちげんさんの証拠。商品パッケージの解説やウィキの記述で知ったつもりになる怠惰な評論姿勢に他ならない。作品を予断なく素直に見れば、とりわけファーストガンダムは監督のニューエイジな信仰とその人間観に対する作画監督の激しい反発、否定、拒否が激しい火花を散らし、結果作品にまさに戦争と言える緊張感をもたらしていることが非言語的にも伝わるはずだ。ちゃんと観ていさえすれば!
"しかし、(私も含め)ガンダムについて語るの好きだよね(苦笑)"
末尾の締めが言い訳臭さに駄目を押し、また彼の異常性を垣間見せてもいる。私も含め? 語り出したのは自分なのにまるで他人事のような独白。あたかもみなさん一般の行為であるかのような誤魔化し。言表の責任をみなさん一般に解消するのはまさに新清士くんが軽侮する「どこそこ人の性向」だと思うのだが、いったいどういうことなのだろうか。
なにが(苦笑)だ。人格レベルで新清士というひとはおかしいのではないか。
否定の対象なのだから語る必要もないしガンダムである必然もない。通俗的日本人論を盛る器にガンダムを選ぶのは彼の自由であるにしろ、その試みはまったく方向性が見当違いなので新清士の声望をまた一段と低めることに役立っている。
彼の論考を鵜呑みにして受け売りで恥をかくオヤジが続出すればそれはそれで面白いからよしとする。
[追記]
なにか既視感があるなー、と心に引っかかっていたら、あれに似てるんだ。空想科学なんとか、とかいう本。いや、読んでないんだけど、でも評判悪かった本。巨大ロボットなんて、強度的にもありえないんだとかくさす本。
いや、だから、そういうもんじゃないでしょう? とか言っても通じない人種。「動物がしゃべるはずないだろう! バカ!」とか母親の制止も聞かず子供から絵本取り上げちゃう狂った父親。こどもに壊滅的影響を与えてしまう愚物。
こういうひとにも似てるね。
http://hirorin.otaden.jp/e242935.html
僕が腹が立つのは、この「うすらん」という奴がアニメ製作について初歩的な知識すらないくせに「このままでは日本のアニメは韓国に乗っ取られてしまいます」などと、日本のアニメの将来を憂えているようなことを言っていることだ。
実際はアニメになんか興味がなくて、単に韓国の悪口を言う口実が欲しかっただけなんだろう。
アニメをお前らのプロパガンダのダシにするな。至言ですな。
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