ジョージョンストン作品であることにエンドロールでようやっと気がついた。 名作 October Sky の監督。年上の女性(この場合「ひと」と読む)への憧れにこだわるねえ。いや、いいですよ。わかります。ローラダーン、よかったよねえ。今回のおねえさんもエロかった。よく見ると顔は微妙に微妙なんだけど、身体は紛れもなくこう、ね。それを包む包み紙がまた。タイトスカートに白いシャツ。あの頃の服飾センスって素晴らしい。 オリジナルは広報用のイカれたタイツマンとして一旦否定され、その上でリアル重武装バージョンが登場、というのはいいアイディアですね。そのまんまじゃいかにもうそ臭く幼稚なスーパーヒーローの映画化、現代解釈として脚本が上手に組んである。 トミーリージョーンズ、元気だなあ。友情出演止まりかと思ったら大活躍じゃん。特にステーキの場面。「なんだ、食わねえのか」。氏ならではの怪演、快演。 ラストがいちばんよかったなあ。っつったら監督に失礼か。でもよかった。ハリボテの思い込ませ装置。「世界中が俺をグルになって騙している」という妄想のチープな映像化。チープトリック。 なんと今度はあの御大が登場。贅沢なキャスティングじゃないですか。 エンディングのアニメーション(3Dイラストレーション)もグー。昔のアメリカの戦意昂揚画って、北朝鮮だよね。まあ、北朝鮮に進歩がないんだけど。 ちょっと冒頭の宇宙からの宇宙船? ちょっとつながりがよくわからなかったんだけど。星印の物体は結局どうなったの? 盾になったってこと? でも見つかった時もう星印がさあ……。 あ! そうか! いま気がついた。時間軸が、なるほど。そうか、そうなってるわけね。なるほどなるほど。