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 アメリカンスナイパーいま頃ようやっと観終わった。



 ああいう女のひと、俺いままでも全っ然縁がなかったし、これからも無縁に違いないだろうなー。
 大体俺バーに行くいう習慣ないし。

 クリス、自分の異常をわかってるからこそ一旦バーでチルアウトしてんのに、奥さん理解しないんだよな。「いますぐいつものあなたに戻って! ここは戦場じゃないのよ」って電化製品じゃないんだからさあ。人間なんだから。スイッチぱっと切り替えるみたいにはいかんべよ。
 いますぐ人間に戻ってって、実は人間が人間に対して吐く最も非人間的な要求なんじゃないか。
 ヘミングウェイがああいう小説書いたの、なんかわかる気がする。あー、もー女勘弁。男だけの世界の方が落ち着くわーって。
 いや、俺別に戦場への憧れもなにもないんだけどさあ。しかし気持ちはわかる。

 訓練所の鐘、印象的だったねえ。あれがあるおかげでどんなに過酷なシゴキも「本人の同意のもとに行われている」と免責される。なんかアメリカ的だなあって感心した。
 免責装置であるにとどまらず、合衆国軍隊が歴史の中で培ってきたひとつの合理解、経験知でもあるんだろう。つまり、強要されたシゴキだけに頼ってたら世界最強の軍隊は作れない。本人の合意、自由意志に基づく訓練でないと、たぶん精強な兵士というものは形成されないのだろう。

 弟さんは伏線で、ラストにおんなじような虚ろな目をした復員兵が出てくる。

 ジャージのオリンピック狙撃兵との対決、さして引っ張らずあっさりしたもんだったのが逆によかった。
 この男の存在考えるとエネミーラインと姉妹映画なわけだよね。


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