スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2018の投稿を表示しています

25

「レディープレイヤーワン」 Ready Player One

主 この話、スピルバーグ以外のひとがやったら確実に沈没、失敗したような気がする。 客 難しいですよね。原作に引きずられて枝葉末節に拘泥する映画になりそう。 主 普通に起承転結、勧善懲悪、ストーリーラインの太い幹を維持できるスピルバーグの老練は不可欠だったんだろうね。 客 悪と戦う映画、に見せかけてドキュン、レッドネックを敵に屠らせる展開もいつものスピルバーグ節でうれしいですね。 主 トレーラーハウスアップデイト。このビジュアルでオープニングからガッチリ掴む。2045年って言ってるけど実は「生産力は飛躍的に増大したのにその果実が人々に還元されない」現代、2018年の話なんだよね。 客 アヴァターっつってまさに「アヴァター」みたいな顔見せられて「えー、最後までこんな感じィ?」ってちょっとやんなったけど…… 主 途中から抵抗組織、現実の話に戻ってほっとしたね。ぐっと面白くなった。 客 アイアンジャイアントも大活躍。大フィーチャー。 主 もののわかった人間のふりをするヲタクスプロイテーション企業のスーツ野郎にウェイドが中指立てる理由がそこにある。鉄の巨人はこの映画が、スピルバーグがビートニクの精神を継ぐことの象徴だから。 客 ガンダムは? 主 ガンダムは……出てるとうれしいじゃん! 客 メカゴジラも、金田のバイクもね。 主 映画の主題であるコンピューターゲームも含めて、全部60年代カウンターカルチャー、ヒッピームーヴメントの産物なんだよね。天才ジェームズハリデーは勿論ジョブズがモデル……って言っちゃうとちょっと違うか。 客 むしろウォズニアックでしょうねえタイプとしては。いずれにしろ、そういう抵抗、対抗文化のイコンであることには間違いない。 主 現実と仮想現実をどう区別する? そこに本質的な違いがあるのかい? みたいな、考え過ぎて頭おかしくなった押井ワールド的方向に逝っちゃわなかったのも凄くよかったなあ。 客 常識的なエンディングがむしろこういう話にしては珍しくうれしいですよね。 主 押井間に合ってます! 客 押井と押し売りお断り! 主 ネットの広大な海に揺蕩(たゆと)う不定形なワタシ…… 客 電脳ジュディーオングw 主 悪党を殺さず逮捕で終わったのもなんかよかった。 客 サイモンペッグ、適役はまり役でしたね。 主 ヲタクでも
 世界の快適音楽セレクション、homeの音楽。 「喫茶謎は裕福みたいですよ」  ニルソン、ビートルズ、ただならぬ交友。  朝五時、寂しいですね。  おやつ出てくる家。  とれたて野菜、お出汁。家自体がコンピューター。「ぴゅうたって何やろ?」  脚光を浴びる。ミニスカート。脚立。「のってはるw」舞台。フットライト。脚光オムラ三千八百円。  長屋。焼け出されて。まんねん。ちょと違う。  三連符したら全部ワルツやな。エンケンさんのカレー屋さん。  新幹線ホーム最近はない。スマホ。本物は嫌いなんや。  豪邸。「お腹空かへん?」あんぱん、牛乳パック。かけんとこにはかけへん。 「全国マンション施工関係者の皆様。架空のものでいい、階段部屋を復活させて下さい。反省部屋。リセットルーム」

「アイガーサンクション」

主 結構名前聞く有名な映画だよねえ。何なのこの杜撰は。 客 てんこ盛りですよね。「大学教授は世を忍ぶ仮の姿。超一流のスパイ、殺し屋である俺は喧嘩に強くて女にモテモテ登山も世界一」ってなんだそれ。 主 70年代は奇跡の時代って町山さんは言ってて確かにそうなんだけど、珍作駄作も多いんだよね。いまや押しも押されぬ大監督イーストウッドもまあこういうキャリアから始まってると。 客 ラスト驚きのどんでん返し! っていうのもこの時代のむしろ変なお約束ですよね。 主 確かにどんでん返しだったけど、「……えーっとォ、だから?」だよねえ。 客 大体何なんだ世界一の難関峰にアタックしてる最中に暗殺任務を執行せよって。そんな目立つ手段とっちゃ駄目だろ、密殺に。 主 俺登山とか詳しくないんだけどさあ。アイガー北壁ってあんな装備、あんなパーティーでいいわけ? 客 ベースキャンプの設営もなし、支援は望遠鏡で覗いてるおっさんひとりって、ちょっと…… 主 当時にあってもまあ物笑いの種にはなっただろうねえ。 客 でもなんかあれですね、男の友情ってやつを結局は描きたかったんですね。 主 うん。「アルカトラズからの脱出」とかぶるもんがある。 客 ラスト、女のセリフは蛇足でしたね。 主 意味不明だし。

進撃の巨人 第26巻

 こんなん絶対倒せないと思った圧倒的強さの「戦鎚の巨人」、その打倒に成功した僥倖の組み立て方が毎度のことながらほんと上手かったね。  ポッコがイキリ(≒ビビリ)でなおかつ妨害を撥ね退けわざわざ戦線に登場してくれたからこその帰結なんだよね。やる気万歳。それがなかったらエレンは水晶を砕くことができなかった(ただ、あれだとポッコもちょっぴりは飲んだんじゃないか? という疑惑も生じないではない)。  調子こいたヲタサーの姫が取り巻き共々ズタズタにされんのもなんか気分良かったね。  独立義勇軍の登場も楽しい。「個人的に興味があった」のはピークにとってイェレナが恋敵であったことを意味するのか。  サシャはバカなので遠慮も悪気もないあからさまな質問をするのだが、オニャンコポンもといオニャンポコンはそれに最良の回答を寄越す。 「俺達は皆、求められたから存在する」  これまで寓意、象徴として壁を、差別を、階級を語ってきた諫山が直截にどんと肌の色を作品に持ち込んだその勇気と覚悟を俺は讃えたい。  そして、彼女の末期のひとことはエレンを、読者を慟哭させる。  サシャはバカで食いしん坊で、最高に愛すべきメインキャストだった。  万能感で調子乗りまくってるガビ、これから兵長に思いっきり訓育教導される展開が楽しみである。  ハンジさんとふたりは情報を交換する際、互いに相手の勘の良さ、頭の良さに驚く。驚きは「この相手に隠し事はできない。滅多なことはしゃべれない」という警戒を生むのだがそれ以上に畏敬、尊敬、「話がめちゃくちゃ通じる相手だ」という喜びが警戒感情を遥かに凌駕する。その機微が見ていて楽しい。  獣のジーク、その本心はとても額面通りのものとは思えない。部下共々、決定的な瞬間に真の目的を開示する気配濃厚であるが、さて、どうなるか。  * * *  NHKで始まった深夜の第3シーズン、これまでとは違うもんのすごい勢いで話はしょってるw まあこんくらいやんないと追っつかないよね、原作とアニメの圧倒的な進行差。  正直深夜に偶然初めて観たひととかにはもうさっぱりちんぷんかんぷんなことになるはず。漫画と違ってアニメの場合小声、滑舌で何言ってんだかわかんねえよ、って場面も多いし。  しかし「話よくわかんねえけどなんか面白い」と部分的な何かにでもビビっと反応して
 世界の快適音楽セレクションサマースペシャル2018~暑い夏を過ごす6つの方法~  アイスクリン。縦型マホー瓶。  オアシス、ダフラ。  光るきのこ。  大谷石採掘場。  声にこだわりがありなおかつ男女の判別がつかないことで定評のある。  エロゲ声。別の意味で急冷。  口の形、サックス。  どっと汗をかこう。  アローが出た! 別人だった!  喋ると同時に紙がパパQ。  絶対上半身裸だ。  カレーうどん純白スーツ集中。  アウターリミッツ、科学寄り。ボックスセット。  カンヌに出品、止められる。複雑な事情。  冷やし飴、売上げゼロ!  深漬け。
「深夜!天才バカボン」が全然面白くなくて唖然とした。バカカタというテレ東プロデューサーの横柄な様子を延々見せているのだがそれが面白いはずもなく全部がすべっていた。  偉い人に言われるまま作ったらこうなった、というのを現場が恨み節を込めてやろうとしてるその理屈はわかるのだけれど、理屈でギャグができればそれこそ苦労はないだろう。  細川徹の名は別の意味で記憶しておこうと思う。
 ウィークエンドサンシャイン、68年特集 with 鈴木慶一。 「シドバレット頭がおかしくなっちゃって」  ロバートケネディー。  ジョンカルロス、トミースミス。こぶし。  黒で何が悪い。  ザ・バンド、ビッグピンクの衝撃。クラプトン「間違ってた!」ハリスン、入ろうとした。  ロビーロバートソン「68年三大変アルバム: ビッグピンク、モリソンアストラル、ドクタージョングリグリ」  ミュータント、むたんちす。  ジョルジュベンのをパクる。  新宿騒乱。  ヴァンダイク90枚売れてない。録音マニア。  デイビッドクロスビーって誰? っつう。

「大統領の陰謀」

主 名作の誉れ高い古典をいま頃よーやっと観ました。ウィンターソルジャーが深いオマージュを捧げるその所以がよくわかった。  テーマだけでなしに撮り方が特異な感じするね。 客 劇伴全然鳴らないんですよね。作為的な盛り上げを意識的に排除してる。 主 アランパクラというのは有名なひとなの? 感心した。ロバートアルトマンと同じ、「現実の出来事を神の見えないカメラで堂々と盗撮してる」映像だね。 客 フィルモグラフィーを見る限りそんな天才肌のひととも思えないんだけど。この作品に関してはテーマ、キャストに恵まれた、がっちりはまった、って感じですかね。 主 そう、そうだ。ロバートレッドフォード、ダスティンホフマン両雄の名演はなにより大きい。むしろ「存在感など見せまい」という抑制を徹底したことが。 客 編集会議のリアリティーも出色でしたね。 主 いいよねえ。で、ラスト、編集長が意気消沈の若造二人から主人公格をかっさらうあのどんでん返し。 客 いちばん理想家でありなおかつガッツがあるのは彼であったという。役職は伊達じゃなかったという。 主 映画的に明白な大逆転劇、勝利の瞬間が訪れるわけではなかったというのもいいよねえ。リアル。 客 リアルっちゅうか、まあ実際の出来事なんで。 主 複雑な事件なんでよくわからない部分も多かったんだけど、あの流れだとディープスロート、謎の人物ではないわけだよねえ。 客 まず電話してるわけですからね。

DIY

 周期的にスピーカーとか机とか自作したいなー、なんて衝動が発生するが、脳内シミュレーションを少し進めただけで「やめた方がいいな」という結論にすぐ達する。生産手段。作業場。スキル。どう考えても買ったほうが安いし上質、高品質。  その気持ちを更にダメ押し、後押ししてくれるのが多数アップされている木工動画である。  もうね。怖い。絶対怪我する。身体毀損の可能性大。素人がフラフラ手ェ出していいあれじゃない。  仮に環境、敷地が許すからといってシロウトが機材を購買力に任せて買い揃え、技能講習もないままに作業を始めるのは完全に地獄の一丁目、取り返しのつかない事故まっしぐらであろう。  上の動画、コーベオムスクさんなんか工房自体が作業場どころかブティック、ショウルーム。創作家具特有の鼻につくシャレオツっぷりもここまで徹底するとむしろ天晴(あっぱれ)、脱帽である。
 世界の快適音楽セレクション、fineの音楽。  音楽はいつでも聴けますし。  洗濯がしたくなる。  ボーディドリー、いま楽屋で作ったみたいな。自分でわからんくなりよる。どんぶらこー、どんぶらこ。  どれがいい? ちゃんと考えてない。  クーラー温度差くしゃみウエイジュード。  カラオケ、全国2位。部長祭り。  誓い。カイロ洞穴エビ。プレイリーはたネズミ。狼。白頭鷲。  低音部ジョシュターナー。砥いでるw 「fineについてひとこともしゃべってないw」  プリンスバックに虚無僧w  ファンタスティックネグリート。  サンシャインミュージックフェスティヴァル、後篇。  ウェスモンゴメリー、親指、下宿。