シャンチーを配信で観た。 ベネディクトウォン及びマー・ヴェル、バナー博士のいるシーンだけ良かった。そこだけが輝いていた。あとはもう。 話がおかしい。特にここがおかしい、と指摘する労すら厭わしい。全篇おかしい。おかし過ぎて退屈。真面目に観る気にならないのだ。真面目に観たらバカを見るから。 父ちゃん手紙なり口頭なりで言えばいいじゃん。母ちゃんに会いたいんでちょっとそのネックレス貸してくれて。無言でもぎ取ってく必要全くなし。 反省したこともある。映画にはなぜ美男美女しか出ないのか! そんなのおかしいじゃないか! 俺たちの現実と地続きの、普通の顔をした俳優をもっと見たい! なんて考えをかねてより持っていた私でございますが。 わたしが悪うございました。 俺の希望通りのキャスティングと言ってもよい映画がこうして現実にあらわれると……いやまあなんとも華がない。 兄妹、カップル、共に不細工! まあ普通の顔ですよ。それを二時間以上見せられるのがこんなにキツイとは思わなかった。 映画というのはやっぱハレ、非日常なわけで。そこにあって欲しいのはやはりそこそこの美男美女であったと。 俺はどうもいろいろ真摯に反省しなければならないようだ。