先日9月2日初めてコミケ(コミティア101)というものに行って、そこでたまたまかねてから気になっていた作家の方にお会いすることができました。藤本和也さん。作中のへなちょこ男子に全然似てないエネルギッシュな体軀の偉丈夫、快男児。
以下、作品のレビューです。
「限界」
これ、読んだ。初出誌『日本尻相撲狂時代1号』、持ってた。薄い小冊子だ。でも一体何の雑誌なのか(尻相撲専門誌、じゃあなかったと思う。だいたいなんだよ、尻相撲って)、他にどんな記事あったか、どこでどうして買ったのか、まったく思い出せない(タコシェかなあ)。いま自分の所有物の中にこれがあるものかどうかも確認できない。
絶対ホモの雑誌でしょ! っていう表紙だけど中身は違かった、というのだけは覚えているのだが。
絶対ホモの雑誌でしょ! っていう表紙だけど中身は違かった、というのだけは覚えているのだが。
ぬいぐるみと殴るとこが新規追加の2頁かなあ。
「がんばれチヨジ!」へのオマージュだと思う。
「やせこけた女」
同棲の会話感がリアル。生活を切り取っただけでちゃんと漫画になるんだ。
「古本と少女」
俺これ知ってるよ。つげ義春にまんまこういう話なかったっけ? という俺の感想は当たっていて、これは「カバー漫画」なのでした。
ビートルズのカバーがあるのだからつげ義春のカバーもあっていいよね、確かに。目からウロコ。
「夜を作る」
寺山修司とか鈴木清順の映画ってこういう感じかなあ。観たことないけど。論理的整合性よりも優先される意識の流れ。インプロヴィゼイション。
「ほんま怒られるねんで、NASAに!」「午後ティーとピッカラはあるのでしょうか」。藤本作品だから、スカした芸術映画にはならない。ネームでホッとする。
「ほんま怒られるねんで、NASAに!」「午後ティーとピッカラはあるのでしょうか」。藤本作品だから、スカした芸術映画にはならない。ネームでホッとする。
「ねこ屋のきょうだい」
本作品集中最もエロい女の子登場。セーラー服の毒婦。
タコのシーン、狂ってます。エロすぎてスキャナ転載できません。気になるひと、ぜひ入手、ご購入を。
「男を喰う」「味見する」。比喩表現を直喩にしたら一篇の漫画ができた。
「男を喰う」「味見する」。比喩表現を直喩にしたら一篇の漫画ができた。
「三本足の怪獣」
「特になにもない青春」感が最高。
「綾波の笑顔問題」というのが論壇を賑わした時期もありましたが、本作最終頁に待ってる素晴らしい贈り物の前にはもうどうでもいいことです。
7曲入りアルバムの締めを飾るにふさわしいナンバー。
藤本さん原作の映画って、もしかしたらもうあるのかしら。銀杏の峯田くん主演でずっぱまりなんだけどなあ。
7曲入りアルバムの締めを飾るにふさわしいナンバー。
藤本さん原作の映画って、もしかしたらもうあるのかしら。銀杏の峯田くん主演でずっぱまりなんだけどなあ。
コミティア、行ってよかった。藤本さんのお仕事を、また追いかけることになりそうです。
藤本さんのブログ http://gakuboukun.at.webry.info/
追記:藤本さんに図版使用「ええ? ああいいですよォべつに」許諾いただきました。ありがとうございます。買ったばっかのスキャナで適当にわけわからずとりこんでる自分の姿勢を遺憾に思うところであります。
藤本さんのブログ http://gakuboukun.at.webry.info/
追記:藤本さんに図版使用「ええ? ああいいですよォべつに」許諾いただきました。ありがとうございます。買ったばっかのスキャナで適当にわけわからずとりこんでる自分の姿勢を遺憾に思うところであります。
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