エンドロールあとのほんとの、最後の最後のカットが目茶目茶素晴らしい。
ひと言も気の利いたこと言わせず、ただ黙々と定食屋で無感動に食ってるのがいいんだよね。
食ってるものはなんかアラブ系の食いもんらしい。そこらへんもいろいろ考え、配慮があるのだろう。そういうものを仮想敵にしているのではないのだ、と。俺たちの考えるアメリカンスピリッツというのは、そういうことではないんだ、と。
彼らは本当に居たのか? そう口にするTVキャスターの背後に消防士が映っている。当然演出の意図するところに決まっている。彼らこそヒーローであり、アヴェンジャーズとはその救命精神の象徴なのだ。
911のときなにもできなかったアメリカンヒーローたちの自省とアヴェンジの映画であることはアクションシーンの随所から汲み取ることができる。
神々の世界。聖闘士星矢とかビックリマンチョコとか、ああいう「頭のおかしいひとの世界観」ほんと苦手なので前半のつまらなさにどうしようかと思ったけれど、後半の力の入りよう、やっと顕れたテーマ性に充分救われました。
キャプテンアメリカのひと、ほんとかっこいいなあ。ギリシャ的肉体美の顕現。横顔とかコインとして鋳造されていいくらいだよね。
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