http://www.nhk.or.jp/radiosp/rampo/
大槻 あのー、乱歩、を、読んでると結構、盛んに出てくるのが「退屈だ!」っていうのが出てくるんですよ。
壇蜜 あー。
大槻 で、退屈でしょうがないと。やることもない。から、「椅子の中に入ってみよう」とか、
大槻 あのー、乱歩、を、読んでると結構、盛んに出てくるのが「退屈だ!」っていうのが出てくるんですよ。
壇蜜 あー。
大槻 で、退屈でしょうがないと。やることもない。から、「椅子の中に入ってみよう」とか、
壇蜜 仕事して(笑)
大槻 そういう発想があるんですよね。
大槻 あと退屈と、「生きづらい!」ってことを、ずーっと言ってきてる。特に初期のはそうで、でそこはいまにも通じる、ニートひきこもりの感覚で、「生きづらい」と。で、どうすれば社会と接する……あの、コミュ障なんて言い方がある。コミュニティー(ママ)障害っぽいひとがたくさん出てくるんですね。ひととうまくいかない。じゃどうすればひととうまくいくかって考えに考えたあげく、その手段が、犯罪だった。っていう話が、多くて。そのもっともたるものが「むし」っていうので、これは僕大好きなんですけど、ほんとに引きこもりの青年が、まああるきれいな女の人を好きになってストーカーになって、やっと声をかけたんだけど殺してしまって、で、そのまま身体が腐ってくるんですね、死体が。であー死体が腐ってしまうどうしようどうしようってことをずーっと書いていて。最後、彼が、主人公がもうどうにもならないっていうところで、外にぱぱぱぱぱぱっと出てって、そこらへんに、ぽとんと座って土下座をして終わるって話で、あのー、なんか。正月に読んだらこの一年、大変なことになると……
大槻 そういう発想があるんですよね。
大槻 あと退屈と、「生きづらい!」ってことを、ずーっと言ってきてる。特に初期のはそうで、でそこはいまにも通じる、ニートひきこもりの感覚で、「生きづらい」と。で、どうすれば社会と接する……あの、コミュ障なんて言い方がある。コミュニティー(ママ)障害っぽいひとがたくさん出てくるんですね。ひととうまくいかない。じゃどうすればひととうまくいくかって考えに考えたあげく、その手段が、犯罪だった。っていう話が、多くて。そのもっともたるものが「むし」っていうので、これは僕大好きなんですけど、ほんとに引きこもりの青年が、まああるきれいな女の人を好きになってストーカーになって、やっと声をかけたんだけど殺してしまって、で、そのまま身体が腐ってくるんですね、死体が。であー死体が腐ってしまうどうしようどうしようってことをずーっと書いていて。最後、彼が、主人公がもうどうにもならないっていうところで、外にぱぱぱぱぱぱっと出てって、そこらへんに、ぽとんと座って土下座をして終わるって話で、あのー、なんか。正月に読んだらこの一年、大変なことになると……
リリー なんでいま正月にその話紹介しちゃったんですか。
壇蜜 正月早々……
大槻 正月気分の奴に、冷や水をぶっかけてやった!(笑)
みうら その土下座は、なぜ土下座なんですかねえ。いま土下座ブームの、はしりですかそれ。
大槻 ハハハ! 土下座ブームの、はしりですかねえ。
大槻 だから、わかんないんですよ。
みうら 意味がわかんない。テーマの。
大槻 うん。僕が乱歩にはまった理由のひとつが、「なんだそれ!?」っていう。…どうしてこういうこと書くの!? っていう。
リリー それやっぱ「地方のフーゾク気をつけろ」っていう暗喩があるわけでしょうね。
コメント
コメントを投稿