不審な点も多々あったけど面白かった。
怪物の成因、造形などパトレイバー3の影響を感じさせる。
このひとクラウドアトラスのペドゥナだよなあ、と思ったらやっぱりペドゥナだった。って、まあ普通すぐわかるか。特徴ある顔だもんね。
エレヴェーターの着替え、ほんの一瞬なのに彼女の強烈な色香に悩殺されてしまった。ひとり残った女戦士描写もグッときましたね。カッコイイ。
映画がそのまま現実の似姿でないことは日本映画を観ればわかるけど、本作に描かれる貧困、杜撰、官吏の腐敗等はある程度韓国社会の実情を反映しているのではないか。先日のセウォル号沈没事件を彷彿とさせる描写に満ち満ちている。
アメリカ人(軍医?)、「ウイルスなんてもともと存在しなかったんだよ! ワハハハハハハハ」言いながらソンガンホの脳にこだわるのはなんでなのかよくわからなかった。まあ、そういう整合性が重要な映画ではないんで。監督が描きたかったのは執拗ともいえる家族愛なんだろう。
しかし力及ばず、というのがなんとも。みんなであそこまで頑張ったのに。救ってあげてもよかったんじゃないの?
学生運動の経験が役に立つ描写もグー。日本にも同じ歴史があったのに、エンターテイメントに上手に取り入れられること少ない気がする。
罹患者、保菌者(容疑)ゆえの監禁から罹患、保菌を逆用して脱出する逆転劇は鮮やか。映画的カタルシス。
回収されないままの伏線が複数あるから、そういうのはしょってもっと短くタイトに仕上げたらもっとスピード感が出たんじゃないかと思いました。
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