ポンジュノ監督「殺人の追憶」の録画を観た。
話の焦点がぶれまくる。そこがいい。刑事が、捜査体制が、国のあり方が、民度が、何もかもが問題ありあり、杜撰、無能なので捕まえられるはずの犯人を一向に検挙できない。証拠が、証人が、不手際から次々消えたり死んだりしていく。
つまりここで追及されている真犯人は「普通の顔をした」韓国民一般なのだった。
ラストに刑事を辞め暮らし向きの良くなった十何年後かのパクが登場する。以前がいかに貧しい時代だったかを印象づけるカット。貧困、政治の失敗の中でみんながみんな過ちを犯す時代だった。拷問を加える刑事も広い意味で強姦魔のひとりだった。そしてその彼も蒙昧からその咎を自ら贖うことになる。
話の焦点がぶれまくる。そこがいい。刑事が、捜査体制が、国のあり方が、民度が、何もかもが問題ありあり、杜撰、無能なので捕まえられるはずの犯人を一向に検挙できない。証拠が、証人が、不手際から次々消えたり死んだりしていく。
つまりここで追及されている真犯人は「普通の顔をした」韓国民一般なのだった。
ラストに刑事を辞め暮らし向きの良くなった十何年後かのパクが登場する。以前がいかに貧しい時代だったかを印象づけるカット。貧困、政治の失敗の中でみんながみんな過ちを犯す時代だった。拷問を加える刑事も広い意味で強姦魔のひとりだった。そしてその彼も蒙昧からその咎を自ら贖うことになる。
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