いま頃観た。
観測範囲ではみんな褒めてたので期待度数高めで観てしまった。いや、度数低めで観ても印象はさほど変わらなかっただろう。
うー。退屈だった。
「このシーケンス要る?」「このシーケンス要ります?」の連続だった。そしてその果ての「続く」。いやー、刈り込んで一本で済んだんじゃない? 内容的には薄いし。2時間半は要らんでしょ。
ファミリータイに辟易した。ちょっと病的なレベルじゃないかと思った。親子がそんな愛し合ってたら逆に気持ち悪いよ。
「ただあたしはあたしの感情を演奏にぶつけてるだけ!」。いやー、迷惑だわ。そりゃバンドに要らん子だわ。困るわ。
まったく好きなタイプの女の子ではないし、またモラレスもそう。共感できる要素がほぼ皆無。つかこの少年は何がしたいんだ?
ロック、パンクは意匠としてフィーチャーされているものの、さて、この作品に融合する要素だっただろうか? 父さん母さんに愛されたいはロックパンクのメッセージじゃないっしょ? むしろ宗教右派的価値観に親和的だったのでは?
つくづくトムホ三部作の良さを確認する羽目になった(ラモーンズの使われ方もこっちの方がわかってる感)。ホームカミングが画期的だったのは友人の存在。椅子に座ってるひと、の革命的新しさ。本作にそういう楽しさ、嬉しさは皆無だった。前作スパイダーバースの方がまだ観れた。
アニメーションとしての技巧の凄さは認めるけどさあ。でもなあ。そういうこっちゃねえんだ、求めるものは。
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