レンタルで観ました。
ガス。ワーラ。ミルク。ブラッド。液体の世界。
「そういう世界なの。」ということを受け入れられればいいんだろうね。
剣と魔法とかの映画ならああファンタジーねでスッと「その世界の仕組み」を受容できるだろうけど、マッドマックスの場合そういう明白な異世界じゃない微妙な立ち位置なので入り込めないひともいるだろうなあ。
まあ俺なんかもどっちかと言えばそっち寄り。「なんでごはん食べないの。ごはん食べようよ。おなかすいたでしょ」って気になってしょうがない。
侏儒。身体欠損。髑髏。異形。家畜人。サディズム。オブジェの世界。モーターワールドの澁澤龍彦。
車で爆走しながら殺し合うその殺人ショーがマッドマックスのテーマというか本質というかすべてなので、お話はそれにある程度の整合性、流れ、道筋をつけるためだけのつけたりなんだろうねえ。あんまりここはこういう意味でとか、フェミニズムがどうとか考え過ぎないほうがいいと思うけど、それが知的充実に繋がるひとはまあそうすればいいですよね。
つまんなかったかと言えばそんなことないけど、こうしてレンタルでいちど観ちゃうと「更にソフト買ってまでまた観よう思うほどじゃねえなあ」が正直なところ。まあ俺はあんまマッドマックスファンじゃないんでしょう。
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