(幾原邦彦歌謡ショー)さらざんまいの第六話面白かった。
五話まで重ねてきた「定型」が破られる楽しさ。そういう楽しさを生むための定型構築。
塔に備わった仕組みの楽しさ。塔で繰り広げられる東映動画的追っかけっこの楽しさ。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」的、「ここは俺が食い止める!」的展開。その他豊富な映画的、アニメ的参照がてんこ盛りに放り込まれていた気配を感じたが、それが映画検定的嫌味、退屈に堕していなかったのが良い。つまり知らなくても楽しめる。監督が自分の表現として自家薬籠中に取り込めてる証拠。
世界線、事象の地平から外れる概念の提示。
そして、これでもかと畳み掛ける急展開。
いま頃気づいたが、オープニングエンディング共にストレート&ミニマムなバンドサウンド。このチョイスもいい感じ。あらゆる点に監督のセンスの良さを感じる。
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