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「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」



 ★★★★★。満点。面白かったねえ。評判高いだけのこたあある(追記:俺は微妙に誤解している。有名なのは多分リメイクの方)。文句なしに傑作。
 こんだけ脈絡なくいろんなもんぶっこんで大丈夫? 話収拾つかなくなんない? って心配したら最後ちゃんと全部脈絡つながったのには唖然としたし拍手喝采だった。
 陰惨な要素てんこもりなのに爽やかなハッピーエンドで終わるっちゅうのも凄い。
 ネットも映画も現実もあれだね。「世界は残酷なんですよキヒヒヒヒ」って残虐自慢して投げっぱなしでおしまいってのはもう古いんだね。そんなんもう飽き飽きだよと。勝手に好事家だけ豚小屋ん中でやってなさいと。
 派手な爆発もカーチェイスもなしに(実はちょっとあるけど)こんだけ面白くできる。非ハリウッド文法を励ましてくれる一本。

 ドラゴンタトゥーの理由は最後まで語られないけどまあなんとなく伝わるよね。詳細に語る必要もない。まるで捉え所のない彼女のキャラクターが、映画を見終わる頃には自然と了解できるものになっているのがまた上手い。

追記:デヴィッドフィンチャーによるリメイク版があってたぶんそれの方が知名度高いんだろうねえ。俺は全然見る気になんないね。まさに上に記したアレでしょどうせ、フィンチャーは。
 セブン一本でもう懲り懲りだよ、「生きることの厳しさを、世界の残酷さを知ってる俺カッケー」は。

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