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シンエヴァ 三周目

訓練時代のアスカの表情が良い。アジア的、或いはヨーロッパ的な作画なのか、リアルな顔貌が殺伐としてあの場面に合っている。作画担当の癖、個性を意図的に活かした演出ではないか。

ヴォイジャー。「あなたを愛したというその経験をわたしは死ぬまでわたしの誇りとする」。本作のために書き下ろした? と思えるくらいズッぱまり。

んで曲の末尾が入線チャイムにきれいにつながるとこがニクイ演出。宇部新川、ほんとにあれなんだね。奇跡的。

ゴルゴダオブジェクト。「人ではない何かが神の世界をここに残した」らしい。人類ではない何者か、と、神、の二つが人類に先行していたらしい。それ、何?

マリちゃん。乳のでっかいいい女なんだけど、ウザいとこもたくさんある。懐メロ好きはいいけど、それを作戦実行中に作戦伝達回線上で歌うのはアウトでしょ。もし男だったら「余裕ぶっこいてるテイの虚勢」として軽蔑されても仕方のない所だよ。

あと何ヶ国語も無意味に披瀝すっとこ。加えて猫語。なんでわざわざ嫌な要素キャラに重ねるのかね。

ルージュを引いたマリは凄まじく魅力的だったので勿論俺は好きなんだけど。だから困るんだけど(好きにはなるけど結婚は無理)。

非常脱出ポッド、なんであんな船殻を無理無理押し破る形で出る?

惑星大戦争のテーマ、合わんかったなー。またあれ、宇宙大戦争でよかったのに。

L化とかL結界とかって結局なんなの? Lはなんの略? なんで電車とか浮いてんの?

月とかに退避するとL化もアディショナルインパクトも避けられるんじゃないの? そういう甘いもんでもないの?

あの月っぽいデカい浮いてんのは結局なに?

「お前もおとなになったなあ」なんてゲンドウが言う? 抱きしめる? ちょっと無理無理まとめた感はあった。

最後に落ちてくひとたち(エンドゲームの逆指パッチンみたいなこってしょ? 要するに)。普通に考えたらあの、大変なことになるんだけど。そこらへんは大丈夫なの? ふわりと着地してくれるの?

新旧聖書の意匠、タームをやたら使い勝手な意味を付与しまくるエヴァシリーズは「大丈夫かなあ。クレーム来ない?」と観てるこっちがハラハラしたりするのだが、大丈夫。聖書に勝手に尾ひれをつけ美化したりOVAつくったりしてきたのは他ならぬ西洋文明の歴史だから(そもそも聖書自体が盛ってる盛ってる。ヨハネの黙示録なんて誰かがある日見た夢の話。イエス全然関係ない)。絵画なんてほぼ全部そう。神話を口実にしたピンナップガール、センターフォールド、艶笑画。イエス存命ならこの紛れもない性の商品化、キリスト教文明に激怒したのは間違いない。

そういう意味ではエヴァンゲリオン、西洋絵画の系譜に連なる最新の美術作品でもある。西洋絵画がとっくに信仰を捨て去った時代の。

俺はここまで福音だマリアだ天使だ登場する理由に、監督の生育歴、親の信仰等の理由がないはずがないとにらんでいる。そしてそれはたぶん絶対、監督から終生語られることはないいちばんの秘密のような気がする。

だって宇部とか絶対ありそうじゃん。「わたしは道であり、ひかりである。イエスキリスト」。ホーロー製のあの看板が。町のそこかしこに。

巨大な力に蹂躙され破砕する人体。ただちに回復する身体欠損。エヴァで繰り返されるクリシェである。

実験で消滅した碇ユイ、も、実はそのメタファーではないか。事故で失われたかけがえのない身体器官、の。

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