てんやでじじいふたりが自慢話をしている。
「さつもん時代というものがあったんだよ。札幌中央図書館に資料があるんでこの前見に行ったんだ」
「わたしも天皇陛下の子孫でね」
「わたしの甥っ子がいまこれを研究しててね」
会話がまるで噛み合ってない。女子高生の「てゆーか」会話と同じで、相手の話なんかまるで聞いちゃいない。自分の言いたいことばっかり、自分がいかに日本史に詳しいか、知識自慢ばっかし。
老人が嫌われ孤独死するのも無理はねえなあと思う。俺が俺が、わたしがわたしが。食い物屋で人の迷惑顧みず大声で自慢話しかできない人間の成れの果てに、若い人が好んで近寄るはずがない。
老人力のついてきた自分だが、こういう自慢力はつけたくないねえ。
それにしても、どうしてじじいって天ぷら肴に冷や酒飲むのが好きなんだろう。ファーストフードの店に長居すんなよ。居酒屋行けよ。
「さつもん時代というものがあったんだよ。札幌中央図書館に資料があるんでこの前見に行ったんだ」
「わたしも天皇陛下の子孫でね」
「わたしの甥っ子がいまこれを研究しててね」
会話がまるで噛み合ってない。女子高生の「てゆーか」会話と同じで、相手の話なんかまるで聞いちゃいない。自分の言いたいことばっかり、自分がいかに日本史に詳しいか、知識自慢ばっかし。
老人が嫌われ孤独死するのも無理はねえなあと思う。俺が俺が、わたしがわたしが。食い物屋で人の迷惑顧みず大声で自慢話しかできない人間の成れの果てに、若い人が好んで近寄るはずがない。
老人力のついてきた自分だが、こういう自慢力はつけたくないねえ。
それにしても、どうしてじじいって天ぷら肴に冷や酒飲むのが好きなんだろう。ファーストフードの店に長居すんなよ。居酒屋行けよ。
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