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鋼の錬金術師

第一話をいま頃初めて観た。
間にちょっ、ちょっ、とギャグみたいの挟んでくる演出でもう嫌気がさしてしまった。そしてそのギャグらしきものが全然面白くない。笑えない。
もうあのカクッ、とかポワワ~ン、とか言って、顔に斜線、汗記号……、ああいう間合い、演出、いい加減絶滅してくれないかなあ。
現にジブリだったら絶対ないでしょ。宮崎駿、許さないでしょ。笑えないのに笑いを強要する作り手側の自己満足な演出。
「あれは錬金術だよ。無から有は生み出せない。そのルールを犯してる。あれは錬金術ではない」。
どっちなんだよ。
魔法なんかこの世にあるわけない、などとファンタジー作品つかまえて言うつもりはない。でも作品の中で、その作品内ルールは貫かれているべきものと思う。作者はあまり精緻にものを考えない人なのだろうか。
また主人公の性格が粗雑、傲慢で感情移入できない。彼が国家有資格者であるためであろうか? その物言いに小役人っぽさを感じるのは。
シリーズを見続ければ人気作品なりの良さがわかってくるのかもしれないが、ともかくもうこの最初の印象で見続ける気をすっかり失ってしまった。

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