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みうらじゅんのサントラくん featuring 蛭子能収, 戸川純.

 おととい21日、「みうらじゅんのサントラくん」なる番組が放送中であることに偶然気付き泡食って途中から録音を開始した。前半後半に分かれてて、後半蛭子さん登場の部分は完パケで録れたのでラッキー。

 この番組もうこれで3回目くらいになるらしい。NHKラジオ第一放送ホームページの50音順番組紹介を見ても「ま行」に番組が存在しない。これ、どうやらレギュラーじゃないし、じゃあ不定期で今度はいつやる、という目途が立っている放送でもないらしい。つまり、みうらじゅん好きのディレクターが局との力関係で、「すっごい面白いひとなんですよ! もうリスナーからも大絶賛! 数字に出ないだけです」と局をだましながら、隙あらば枠あらば生ででもなんでも流すという決死の綱渡り的放送なのだと俺は推測する。
「みうらさん、来週、火曜日の8時10時おさえました。生です。大丈夫ですか? はい。入りは6時で。え、蛭子さんも? いや、大歓迎ですよ!」。こんな感じじゃないかしらん。
 この日だって「おまんこ分け」「ずっとおかずにしてた」「きちがいピエロ」と、絶対発言してた流れをみうらじゅんが寸前に言葉を飲み込み事なきを得ていた。蛭子さんは平気で「きちがいピエロ」と言っちゃいそうになってた。素晴らしくスリリングな放送であった。
 ふたりとも映画好き、サントラ好きを自称しながら、「覚えてねえんだよなー」と互いに連発、映画のサントラ番組としてグダグダに完全崩壊しているのも聴くものを苛つかせてある境地に達していた。
 そしてなぜか30分足らずでエビスさんを追い出すように追い出し。放送事故のような段取りの悪さを感じさせる沈黙、SEののち突如戸川純乱入。日本語と動物語の中間言語でしゃべる様子はもう存在自体が放送事故。精神に向かう何らかのケミカルなメデスンでも常用されているのかなというご様子でスタジオはケイオスの極みに。
 この番組、もう放送はないかもしれない。しかし企画者としてはおそらく伝説を残したかったのだろうから、まぎれもなくその本望は、本懐は遂げたのではないだろうか。


追記:パイロット版の反響が良かったのだろう。番組は2013年4月よりめでたく月一(最終火曜日)レギュラー化を果たした。

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