ブルーレイ、本日価格960円w まあそうなるよね。
アマプラで観た。
いやー、なんかひどいね。
これもあれなんかな、出資サイドからの要請があったのかな。長くしろ、と。二時間半は要らないだろ。午後ロー尺(1時間半)に編集した方がむしろ面白くなるだろ。
無能なひとの仕事をずっと見させられてる感じね。一秒でできることをわざわざ遠回りに5分10分かけるひと。
この考古学者はダサくてモテなくて友達がいません、っていうのはもう登場30秒で十分わかったわけ。でもそれをなおも30分説明し続ける。クドい。お婆さんの長話か。
んで、もういちいち列挙することはしないけれども、矛盾やら不統一やらが甚だしいのね。謎の石、勝手に持ち出したよね? 同意の上貸したシーンはなかったよね? 金のアーマー、家に一度立ち寄ったの? 1984年のオフィスにパーソナルコンピューターは普及してないよね?(アップルのプロトタイプとかそういう話はなしね) プログラムを書き換えて乗っ取る? ブラウン管のテレビ受像機にプログラムなんか走ってねえよ。
頭がQ界隈で「世界緊急放送」なる与太(一度も行われたためしがない)がずいぶん流行ったけど、元ネタこれでしょ。陰謀論界隈でいちばんムカつくのがこれね。自前の妄想ならまだ「君はSF作家になれる!」と感嘆することもあろう。あいつら、必ず、必ず、百%、「安手の映画で見たネタをそのまま、修正もなんもなしに」だから腹立つんだよ。知能どころか想像力創造力も欠如。なんもないひとたち。
まあそういうののエサにしかならんバカバカしい映画でしたね。
1984と銘打ってるのにそこの描写に重きを置いてる感もあんまないんだよね。じゃあなぜ? という。
あの姐ちゃんが魔法の力で真逆に変わる! って話だろうになぜかブサイクなまま。イメチェンした服装も有り体に言ってダサい。1984年なんか舞台にすっからだよ。完全に裏目。
無駄に長い花火。「待って、いい考えがある!」「上から見下ろすのね! あなた天才だわ!」バカですかと。いつまでそこにいるんだ。
上から見下ろす花火、雲がぼんやり光るだけだし。でもなんかウットリ色惚けてるダイアナさん。
気密服もなしにジェット機乗るんですか。燃料どこまでもつんですか。
なんで操縦できるんですか。
今生の別れ、のカメラワークというか演出基本というかそういうのがダメダメ。いきなり走り出すダイアナ(どこに?)。え? っていう。なんか変。
飛翔能力獲得の説明がゼロ。アーマーを身につけることで飛翔能力を得る、ならまだ納得がいくんだけど。そういうふうにしようみたいな初期プロットが練り込まれないままともかく撮影だけして粗雑に編集。そういうやっつけ仕事な感じがすごいすんだよね。
いやもう、最後まで完走できた自分を褒めてあげたい。修行だよ修行。
MCUだったらこの状態でリリースなどあり得ない完成度の低さ。DCの遅れっぷり駄目っぷりがよくわかった。
監督さんは映画文法の基本も習得していない。多分またぞろCM上がりかなんかでしょう。そういうトニースコット味(あじ)、マイケルベイ味を感じた。
2022/12/17追記: 作品には作者が顔を出す。その原則、法則からするとパティージェンキンスのルサンチマンや服飾センス、彼ピッピとこんなデートしたいのォー、といった願望はよく伝わってくる映画であった。
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