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ことしのまとめ

[ことし見た映画]  https://shoujinonaiie.blogspot.com/2018/01/2018.html から、俺上位3作品を選ぶと…… 1位 ETV特集「長すぎた入院」 2位 NHKスペシャル「未解決事件 警察庁長官狙撃事件ディレクターズカット」 3位 「スターウォーズ 最後のジェダイ」、「ミッションインポッシブル フォールアウト」 でした。1位2位をNHKが占めましたね。映画にはもうちょっと健闘していただきたいところ。  っつーか、俺、映画あんま好きじゃないんじゃねえの? [ことし読んだ本]  あー、全然読みませんでしたねことしは。記録すらちゃんと取ってない。  適当な記憶から上位3作品を選びます。 1位 NHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか 天才数学者の光と影」 2位 佐野眞一「唐牛伝 敗者の戦後漂流」 3位 諫山創「進撃の巨人」25~27巻  まあ上位もなにもほんとにこれくらいっしか読んでないんだよねえ。いかんいかん。  まあでも全部とびっきりの上物です。素晴らしい。  進撃の巨人は明らかにクライマックスなんだけど、このクライマックスに及んでさらに風呂敷が広がってる、作者攻めてるのが凄い。広げた風呂敷たためるんですか!? 大丈夫ですか諫山先生! と読者の方が不安になるくらい。でもこの異才、天才は最終巻に至るまで進撃をやめないことは間違いない。  あ、言うまでもなく、 「シュワルツェネッガー主義」  は別格です。出版界ことし一番の事件だったんじゃないでしょうか。てらさわホークさん、初の単著にして売り切れ続出の偉業。  2018年にシュワルツェネッガーの評伝を出したら売れますよ、って企画、いったいどこの出版社がゴーを出す? 映画秘宝編集部自身、売り上げを前提の出版ではなかったはず。金脈鉱脈はほんと、どこに眠ってるもんかわからないものです。  素人目には順風満帆に続いていると思っていたシュワルツェネッガーの映画人生、実は……  おっと、この先はご自身の目でご確認ください。  来年2019年も、てらさわさんの力作が待たれるところである。  ではみなさん、よいお年を。

「NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか 天才数学者の光と影」

 2007年放送NHKスペシャルの書籍化。VHSに録ったオンエアは繰り返し見た。  番組のただ一つ残念だった点は、映画ビューティフルマインドのサントラをまんま番組サントラとして使用してしまったこと。  このドキュメンタリーは、同じ数学の天才を題材にした映画の威光など借りなくても立派にそれ自体自立した価値を持つ出来栄えだった。格別の予算など割かなくていいから、オリジナルの音楽を当ててほしかった。製作者がいまひとつ出来栄えを世に問うにあたり自信を持てなかった、そんな感じがしてならない。もったいないことである。  ポアンカレ予想の意味するもの、その面白さと、その世紀の難問を解いてしまった人物の面白さ。  いや、面白さ、は不謹慎だった。ペレリマンは偉業の代償に心を閉ざしてしまったのだから。  いったい何があったのか。すべては彼が語らないので謎のままだ。  だが末尾、ひとつの希望が語られる。彼はいままた何事かに取り組んでいるというのだ。  数学のみならず物理にも明るい(そのことがポアンカレ予想の証明にもつながった)彼だ。その彼がある日、大統一理論を完成する論文をまたひとつのファンファーレもなしにそっとインターネットにアップしたとしても、わたしたちは驚きつつまたきっと驚かないだろう。彼ならさもありなんと。  重力の謎も宇宙の誕生も、ペレリマンが一挙に解き明かしてくれる日を俺は心待ちにしている。
 世界の快適音楽セレクション、年末スペシャル2018~音楽世界旅~。  ミャンマー獅子鼻ザル。新種。白まぶたザル。天狗ザル。指が全部痛い。ゲラダヒヒ。おしゃれ。高原。カシオキーボード。ドリル。ナンバーファイブな感じ。ドリルのドン君。マウンテンゴリラ。ローランドゴリラ。シュハカ、インドリ。これこそ指が全部痛いw ウワカリ、最後の黒幕w 日本は猿の北限。  ロック。  ビートルズ詰め合わせ、アソート感。  ジャンルを絞ると逆に見えてくる。  家では踊ります。  音の交錯。  キムシンさんと握手。「全部わかってるよ。いいよ」  大都会クアラルンプール。

「未解決事件 警察庁長官狙撃事件ディレクターズカット」

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92894/2894210/index.html  怪人中村泰vs刑事原雄一。  まさにこの瞬間のために起用したのだろう、イッセー尾形渾身の一人芝居が絶妙のタイミングで始まる。NHKスペシャルが最近力を入れているドラマ化演出には批判もあるが俺はこれは出色の出来だったと思う。  そして原雄一役には國村隼。これももうこのひとしかいないだろう、このひとで正解、唯一解と言っていいズッぱまり。  ディレクターズカットには末尾に放映を知らされた中村の反応、手紙が加わっている。これはいまなお現在進行系の、画然と事件関与者が特定され存命中の「未解決事件」なのだ。

「ロンググッドバイ」The Long Goodbye.

 今秋発売されたブルーレイを買って、初めて日本語吹き替えで観た。  昔観た時と印象ががらりと変わった。まず一点、二十年前の俺は話をまるで理解してなかったことが判明。第二点、吹き替えだと巨匠ロバートアルトマンの名作、みたいな構えた空気なしに観れた。  まあでも複雑(というか散漫にとっ散らかった)話なんで、いまでもよく把握できてない。  原作はハードボイルドの名作なんだけど、アルトマンはそれをわざと脱構築、気取った様式美、緊迫感、暗黒街感をなくして全篇とぼけた夢幻の感じ、ある種おとぎ話のような叙述に変えているのかな、と思う。  冒頭マーロウの変わったつくりの住居、おかしな隣人達の描写がまさに非現実への導入部になっている。  ブレードランナーの一解釈としても語られたように、これも「誰かが見た夢」の話なのだ。  死亡診断書。写真。残念、あれは嘘でした、が通るなら推理小説としては「そりゃずるい」になる。出来の良いトリックではない。しかしこの話の勘所はもちろん謎解きの妙味にあるのではない。  いや、俺は多くを語れない。原作を読んでないので異同を知らないのだ。

チコちゃんに叱られる

 いまのチコちゃんはこうだけど、  初回パイロット版(17年3月24日放送)のチコちゃん(初号機)はこんなでした。  明らかに造形的には奈良美智リスペクト。  茂木さんに正解を言い当てられて驚愕!  出たw 「出ってもうたー♪ 大阪弁がー出ってもうたー♫」  当然パイロット版放送後「なんか不気味じゃないか」「もうちょっと可愛くできない?」等々の局内検討を経て決定稿、弐号機チコちゃんになったと想像するのだが、俺はこの初回チコちゃん大好きなんだよねえ。たぶん製作スタッフも掣肘さえなければ初回のままで通したかったんじゃないかなあ。そんな気がする。  しかしこの初号デザインのままであったら、いまの国民的人気にはやはりつながらなかっただろうなあ、とも思う。  ともあれ、チコちゃん、岡村さん、紅白進出おめでとう! https://www.nhk.or.jp/kouhaku/topics/topics_181218.html

ETV特集「ロシア革命 100年後の真実」

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259601/index.html 「ロシア革命では内戦を含めて一千万人から一千二百万人が犠牲になりました。  私は、革命は起きてはならないと思います。それがロマンチックなイメージで語られる革命であってもです。  政権に就くものには、常に社会の爆発を予見する賢さが必要です。つまり自ら改革、変化する力です。  そうしないと爆発を招き、多くの犠牲が生まれることになります」  革命などいらないと歴史学者ゲンナジーボルジュゴフは言い切る。その言に「では、ブルジョア議会主義を肯定するのか!」と反駁することはできる。しかしその抗議は弱々しい小声にならざるを得ないだろう。農民に毒ガスを使用してしまった時点でもうレーニンには支配の正当性が一切ない。その理論も口舌もすべてが無効になってしまった。  ツァーリの暴虐から解放すると言っていたその対象を解放するどころか、食料消費地の都市労働者が要求するままに食料を徴発し、あげく抵抗、蜂起にまで追い込まれた農民を薬で扼殺した。  それは革命自身、革命家レーニン自身の扼殺でもあったはずだ。  ある意味、それゆえの心労であり発病、病没だったのではないか。 「商業。これこそ我々プロレタリア国家権力が全力を挙げてつかまなければならないものである」  なに言ってやがんだレーニン、何をいまさら、である。しかしこの節操の無さ、自身の掲げてきた原則、理論など平気でかなぐり捨てて状況に即応する現実主義がレーニンの強み、強さ、権力掌握に成功した理由でもあるだろう。  でもしかしやはり、と思う。議員秘書になり議員んちの雑巾がけから始めるレーニン、埴谷雄高を想像できるか? そんなこと絶対ありえない。  しかし、それができる人間、田中角栄、小沢一郎のように、泥臭い、ドブ板選挙を戦える人間でなければ、やはり政治に参与してはいけないのではないか。  どぶ板の握手は集票のための欲得づくに決まっている。しかしその、集票のための握手、そういう欲得づくが、存外権力者が住民虐殺の挙に及ぶことに対する具体的な歯止めだったりするのではないか。  労働者大衆を心から愛しその解放を心底願い闘ったレーニン。自分がエラくなるための手段として大衆を利用する凡百のブル
 世界の快適音楽セレクション、心の音楽。  元ちとせ with 民謡クルセイダーズ、豊年節。  シンドラム、サリフケイタ、引退。アルビーノ。ジョニーウィンター。ラマタディアラ。  バークレイにあらず。バークリー。  乳製品を熱く語った⁉︎  牛。世間をボーッと見てはる。カモシカ牛科。偶蹄。  ミノ、ええ奴はやらかい。  ジャズる心。  女性も動物も。猫。「三上さんみたいにうまいこと動物にすり替える」「すり替えてはいませんよ」「でギターを」「そこにギターをうまく繋げる」 「窓を風船が物凄いゆっくりと」「あなた前も気球とか」  ピタッとした服。夕日の赤。いたち、ねずみ? ニヤッ。火起こし。見たらあかん見たらあかん。不思議な路地。 「日頃心がない方なんで充填しました。形から入る」  Swinging London. マイケルケイン。アルフィー。シラブラック。  サウスロンドン、ワーカーズクラス。なまり。  苦労人アジキル、インサート。

「ミッションインポッシブル フォールアウト」Mission Impossible, Fallout.

「前のと話が違う」のが当たり前のシリーズ映画で、ちゃんと継続性を重視して作ってあるのが出色。それも前作とだけじゃなく、もうみんな忘れてるような過去作との整合性まで合わせて。  女を使い捨てる、新しい女に入れ替えるんで古いのを殺すのが通有のアクション、スパイ映画業界でそゆことしない姿勢に転換したのもグッド。  何よりうれしいのがこのチームだよね。4作目から固まった。  浜辺でバーベキューして「俺たち最高の仲間! ウェーイ」ってやんのがチームじゃないよね。そんな絆は酒宴の最中突然女が泣き出して男がおどおどとりなして複数の裏切りが判明することで簡単に崩れ去る。  そうじゃないチーム。そういうんじゃない紐帯。

岩田規久男「経済学を学ぶ」

 経済、カネ勘定にまるっきり弱いので新書、入門書のひとつも読んでおこうと思って読んだ。  予算制約、機会費用、比較優位、特化の利益など知ることが出来たのは有益だった。なるほど、これを踏まえて日常、社会を改めて見直すと色々と発見がある。経済合理性は必然に社会を分業化する。  結果が全てだ。動機の純粋、倫理、高潔、理想、善意など釈明にならない。シュガーコートされたユートピアイズムに対する岩田氏の舌鋒は鋭い。ソ連邦の崩壊、マルクス主義経済理論の破産、破綻、終焉を語る時その筆が欣喜雀躍、生き生きと踊るのも無理はない。  で、あれば? 当然、例えば、もし仮に、仮にだよ、岩田先生御自身が一国の経済を左右する重職に重用されることあり、その抱懐するクールな、情に流されない俺ってクールな理論を現実に適用する機会を得、そしてその実がまるで上がらないようなことが、仮にだよ、仮にあったとしたら、そん時には当然学者として武士として腹のひとつも切るんだよね。かっさばいてくれるんだよね。日頃の、この著書に開陳されたような口吻からすれば。  日銀の副総裁でも勤め、そこで成果を上げられなかった日にはさ。言行に責任取ってさ。整合性とるためにさ。  まあ仮にそんなことでもあったとしたら、の話だけどね。

湯浅さんが

 12月10日。湯浅さん、家族に乾杯に登場。  つるべさんは「なんか導かれるように」と言ってたから、因果が、因果者の磁力が、電磁場が、電磁波が、電波が、時空を歪めるレヴェルで強力に発射されていたのだろう(リアリティーディストーションフィールド)。  2t車で12台って、引っ越す前の家の状態がまた気になるよね。まさか2DKじゃ収まんないだろうし。もともとそれなりに大きいウチじゃないと。  ラジオでいつも聴いてる声がテレビから実物付きで流れてくるの、なんか変な感じで面白かった。

国産洋画劇場「船と氷山」

 面白いこと考えるよねえ。この方法論だと、国産化できない洋画は何一つ存在しない。  それが超大作、ビッグバジェットであってもなんら桎梏にならない。手弁当の低予算内で無理無理、否、むしろ積極的に手を抜いて撮り上げることにこの面白さの核は存在するからだ。  上流階級の奢侈、の表現が舟盛りw 屋形船の湾岸クルーズw もんのすごく貧乏臭い。貧乏人が想像した金持ち。  氷山も船が折れるシーンも存在しない。ただセリフで言っちゃうだけ。で、成立しちゃうわけだ。これは目からウロコ。  キャメロンの(俺観てないんだけど)に対する正当な評価、批評にもなってる。「お前のゴミ映画、このくらいの予算規模で適正なんじゃねえ?」と。  わざっと下手くそに模倣したひょろひょろしたテーマ曲がまた最高。まじにサントラ欲しいレヴェル。 「いまや洋画は、国産の時代」国産洋画劇場 ↑すごいコピー。意味わかりませんw
 世界の快適音楽セレクション、鍵盤でうたう音楽。  1971、アルバム単位。フィルモアウェスト、ビルグレアム。  ナトラ。デイヴィッドネイサンテープ倉庫。  アメイジンググレイス、映画、カネ。  カネに汚くて嫉妬深くて卑劣で頭が悪い最悪の女。  きくちまさぶみ唸るピアノ。  とどのつまり。わかし、いなだ、はまち、わらさ、ぶり。おぼこすばしり、いな、ぼら、とど。  オムドラ、ビフカツ、ハンバーグ、ナポリタン。スタジオめし。  ジュディーガーランド、ゲイ、ルーファスウェインライト。ゲットハッピー&ハッピーデイズ。 「意外と騙されます」  千円、三千円、喫茶店、「その方はご主人を信じてません」  迷信、キーボード、レコード。
 世界の快適音楽セレクション、点と線の音楽。  ケンバーンズ、ベトナム戦争。  札幌きたがわしんいちの修飾語過多イキリ丸出し文。  大袈裟に騒ぐほど真実味も誠実も減る。  どっと違和感。  勝ち負け。  傾いたもの。民家。看板。顔。松林。坂道。ゼイゼイ。電動移動式坂道。散髪屋のひと!

進撃の巨人 第27巻

 面白い! 毎回面白いけど今回もまた凄い。濃厚。情報量が凄い。  サシャのあの、もしかしたら要らないかなあとも思えた傍流のエピソードがここに来て重要な意味を持ってくるんだから諫山先生凄い。エライ。  かしこ過ぎてどこか胡散臭いイェレナがやはり蠢動し、またその素直に聞こえる告解にピクシス司令は敏感に「真実を適度にまぶした上手な嘘」を嗅ぎ取る。  イェレナはエレンの女性名詞とも見えるからそういう重要キャラクターなのだろう。もうひとりのイェーガーなのだ(イェレナの容姿は俺結構好き。かなり好き)。  厨二ナルシシズム問題をまたわざわざ蒸し返してしつこく攻め続ける冒頭のハンジさんも最高。諌山はこのオフビート感覚がまた良い。スタイリッシュに盛り上げといてその美観をすぐ作者自身の手で台無しにする。  諫山さんは含羞のひとなのだろう。  キヨミおばちゃん、すっげえいい人っていういままでのあれはやはり意図的なミスリードだった。ついに腕の包帯情報も解禁。ミカサまで殿上人に。  エレンはジークに操られている、という見立てが開陳されたということは当然次巻でそれが覆されるのだろう。エレンの瞳には不戦の誓いを立て島を閉ざした神の光が輝いている。  料理人さんの墓参り、「どうやってここに」の語も重要で、彼はわざわざあそこまで頑張って出張ってきたのだ。協力者の力も借りて。あのワインもジークエキス入りなんだろう。つまり料理人ニコロは「巨人化研究所」のおそらくは高位の技師なのだ。
 世界の快適音楽セレクション、クリアーの音楽。  豊年節、民謡クルセダーズ。  あずきバット食って弁天様へ。なんだもんせ。のりしげ。  はえずばへっで。  景色の割に自分の心がくすんでる。  友達のクリーデンス、クリアウォーターのCM、復活。  フォガティー、地上の。  薄々とは気付いていたけど……音楽が、わからない!  パットマルティーノ「飽きないおもちゃだと思っているから」  緑の靴、インド。  オム炭酸レモンスカッシュがテキーラグラスですこっしゅ。レスコー。  下線、丸、四角、斜線、真っ黒。黒丸。重要点。 「なぜここに引いてるのか」
 世界の快適音楽セレクション、のんびりの音楽。  ビッグビルブルーンジー。  70、80年代クラプトンアルコール。  電話の使い方がわからん。上司にしたくないナンバーワン。  アヒル湖夜の天気予報、ムードアクエリアス。 「いい人生だけどひとりじゃ意味ないよ」下心丸見え。  ご飯カレー黄金比。店に任す。  日曜6時てなもんや三度笠。  十二月十日、湯浅さん鶴瓶の家族に乾杯登場!
 ニンジャバットマン、描画作画は最高にクールで話はペラッペラ薄っぺら。もったいないなあと思った。  中島かずきさんってこんなつまんない話作るひとだったっけ?
 世界の快適音楽セレクション、オブジェの音楽。  追悼、トニージョーホワイト。  一晩で作ったロボが大賞。  参謀ギルエヴァンス。  さとうけいじろう、磁場オブジェ。  鍵盤。譜面との親和性。王様。  音響彫刻作家ベルトイヤー。剣山。ドライアイス、シンバル。  ヒッチ、飯食うか、カネはあるか。  大病、父「大丈夫や」。純喫茶テンダートンダーふわふわ玉子サンド。 「過酷な遠泳の合間に、島が」「クックックックックックw」  山間部。モルゴアカルテット。  知り過ぎてる歌、ヤスケン、ほそまひろみつ歌の仕組みカエルさん、しぶやこうじ。
 世界の快適音楽セレクション、いてつく音楽。  追悼、オーティスラッシュ。  シカゴブルーズ。  コブラ。ウィリーディクソン。チェス。イーライトスカーノ。  ヴァイオレントラブ=激しい恋(古語)。  バクチ。ボート。  現業。 「セミを見つける天才」「段々。松。チチ」非業の死、リーモーガン。ウェインショーターが褒める!  秋の草原。リーン。モー。雁。  PTAファントムスレッド。  北限、なかしべつ中標津。カナダ。アンカレジうどん。  イヌイットの人力テクノ。  北の憧憬グレングールド。  ビヤホール、ジャガイモのアンチョビ炒め。80回。  ケララ、魚のカレー、アーユルヴェーダー、触られんのヤ。左右同じ動き、気持ち悪うてな。 「もういちどちゃんとやらなければならない」「喝が入る」  マークリボー、抵抗の歌。ホロコースト。ベラチャオ。ミシェルンデゲチェロ。

車中泊動画

 なんか、流行ってんすかね。車中泊も、車中泊動画も。  知らなかった世界だしとても面白いんだけど、観てるとだんだん気になってくるのが「これはかなり衛生状態の悪いあれなんじゃないか?」ってこと。  自分で台所に立つ人間なら肌感覚でわかると思うんだけど、調理の区切りごとに食材を洗う、汚れた手を洗う、そういう工程が車中泊料理だと一切できないわけ。ないわけ。  地元のスーパーで買ってきた食材を洗いもせず適当に切って鍋放り込んで煮炊きする世界。車内で。  なんか食って(たまたまなのか、手の込んだ工程踏む割に出来上がるもん少量、ふたりとも少食なんだよね。晩飯サトウのごはんひとパックで足りるってちょっと信じらんない)酒飲んで、風呂も入らずたぶん歯も磨かずそのまま車中泊。  これはもうちょっと。俺は。  上掲のお二人、らんたいむさんテルさんTVさんはアウトドア熟達者で手慣れてるしゴミは必ず持ち帰るルールもマナーも守る系のひとだからまだ「ましな方のひと」なんだろうけど、それでも、「え、そゆことする!?」ってちょっと唖然とする瞬間がある。  百円ローソンで買ったおせちの具車内で切ってやっぱ百均セリアで買ったプラのおせち容器(たぶん洗ってない。買ったそのまんまの)に手掴みで詰めていく。そんでなんとそれ、家に帰ってきてから食ってる。もう意味がわからない。 「ママ、パパが車の中でおせち作って帰って来てくれたよ!」「ああ、あなた……わたしもう新年のおせち、諦めてた……」そんな妻子の喜ぶ姿を思い浮かべながら作った……のだとしたら、もう確実に精神を病んでいる。  いや、車内泊er(ハカー)としてyoutubeにアップするためわざとやってる、それはわかるんだけどさあ。  相当おおらかでないと楽しめない、入り込めない世界であることはよく伝わってくる。うん、だから、個人放送局youtube、そういう意味でやはり楽しい、面白い。こんなニッチな小番組、既存のテレビで成立するはずがない。
「山猫は眠らない」シリーズはなんかいいよね。全作いい。午後ローがヘヴィーローテーションでかける、推したくなる気持ちもよくわかる。  銃やら狙撃やら戦場やらの素晴らしさが特に説かれているわけでもなく。むしろ父と子、の祖型が訥々と素朴に描かれてんのが魅力なんだろうなあと思う。  この映画で一発当ててやろうみたいな山っ気がまるで感じられない地味な語り口。そこがむしろいい。
 今日はなんたら音楽コンクールで休み。 「アントマン」、導入部が風吹け桶屋で大丈夫かと先行きを危ぶんだが、結構良かったのでホッとした。  ヴィジュアルだけで見せる力というのがあるんだね。お話の巧拙よりも。いや、話も良かったけれども。  声優に内田有紀の名があるけど、あの内田有紀?

「ハンソロ」Solo

 伝説のケッセルランを描くことに焦点を絞ったのも良かったし、もうひとつのテーマもまた良かった。すなわち、the birth of rebel. Revel awaken. 叛逆の狼煙。  この作品でまたひとつSWサーガが再構築、脱構築された感じがあんだよね。つまり、反抗にフォースは要しないということ。最後のジェダイでも示唆されたテーマ。  プリクエル時代の意味も変わってくる。ジェダイなるものが、叛逆勢力に擦り寄っていいかげんなスピリチュアルを吹き込んだ淫祠邪教である可能性。「奴らァ悪のフォースで銀河を支配しようとしていやす。あっしら善のフォースでみなさんをお助けいたしやすぜ」と。  教団が武器商人と、いなそれどころかシスの暗黒卿とも結託し巨利を貪っていたとしてももはや怪しむに足りない。  であれば、反省悔悟したヨーダは教団の神聖な祠も聖書も焼き払って惜しむところがなかった。ルークだってその構造に気づいたからこそその挙に出ようとしていたのではなかったか。与太話に振り回された自身の生涯にピリオドを打つために。  ロン"話が長げえ"ハワード監督にひとつ取り柄があるとすれば、格別作家性を感じさせないとこかなあ。話が長げえ以外には。  いらんことせず発注主の仕様通りに納品する。それは長所ですよ。自己実現の手段として、自分を何より語りたい凡百の監督に比べたら。  主人公は誰? ハンソロでありチューバッカなんだよね。それをなぜかほっぽりだして自分語りし始める個性豊かな監督とかがいるわけよ世の中には。  例えば……押井守に監督させたと思いねえこれを。全然関係ねえ脇役が東京湾岸の打ち捨てられた風景の中ボソボソ独白しながら歩き回るんだわ。「正義……正義って、誰にとっての?」とかめっちゃ幼いこと大層な発見のように語りながら。 「ミレニアムファルコンvsタイファイターのテーマ」がラストジェダイに続き本作でもケッセルランで勇壮に流れる。わかってるねえ、と嬉しくなる。  スターウォーズとは何か? ミレニアムファルコンの映画なのだ。配管剥き出し空飛ぶ町工場の。プリクエルが、そして今季SWシリーズがはっきりさせたことがそれだ。ファルコンの不在、それはもはやスターウォーズとして成立しない。  なによりローグワンが退屈(もっかい観よういう気に全然なん

「ラヒー」

 ラヒーはなぜ駄目なのか考えてみる。  てらさわさんによるとラヒーは早過ぎたRP1らしいのである。RP1なのであれば早過ぎようがなんだろうが傑作になるはずであるが実際ラヒーはあの有様である。  なんでこうなったのか。 1.監督  スピルバーグとマクティアナンである。そりゃシュピールベルクに軍配は上がるに決まっているが、マクティアナンだってダイハード、レッドオクトーバーの監督である。しかしノマドの監督でもある。じゃあ仕方ないか、っつー感じもある。 2.ファンタジー  魔法のチケット、っつーだけでもうおとな爆睡である。かといってじゃあこども大喜びの映画だったのだろうか? 3.ガキ  やっぱあいつでしょ。いちばんの敗因は。  母子家庭で不登校でムービーギークで、ってとこまではいいの。そういう少年、寡黙で自閉的で、って設定しない? 普通(たぶんそしたら好感度は上がった)。  なんであんな饒舌? 鬱陶しい? トライアンフ? 調子乗り?  なんか得意げに吹聴するときの表情、目、口の形がもう最悪。  思ったことそんまま口に出しちゃうのはADHDの特徴らしいのだけど、この人間型ジャージャービンクスがぺちゃくちゃ始終しゃべくり回るのはどう考えても映画の好感度を上げるモーメントたり得ない。  爺さん、「あのひとにも、あのひとにも!」とか興奮してたのにラスト「いや、やめとこう」って全然意味わかりません。  氷の微笑、未来の世界の猫顔ロボット、「どうして? 俺は彼の大ファンなんだ」の三ヶ所でだけちょっと笑ったけど、E.T.んとこではクスリとも笑えない。ていうかむしろ殺意を感じた。  あの女、ひどい顔だったねえ。  すげえ。ノーマッズ、VHSの中古しか出てこねえw  駄目だよアマゾン、1,600円の本2,847円で売っちゃ。  再販に保護されてるフツーの書店で買いましょう。
 世界の快適音楽セレクション、乳製品の音楽。  デイブシンクレア、ゆげしま。  ホンカー、マクニーリー。  ポリティカルブルーズ、アメイジングディスグレイス。  カーティス、キャロリン、スパークル、泥棒。 「松村さんの寛容と優しさ、これに尽きる」「三上さん、尊敬しております」「褒め合ってどないすんねん」「音楽面限定」 「ポップコーン」「意外と食べます」「w 甘いのヤ。塩辛いのがいい」  牛乳、瓶、ポスト。テトラ「知らん」 「スイングってなんやろ」「軽快やないかと」 「裏メニュー天津麺」「どうやった?」「いまいちw」  ピザチェーン。アメリカン。「僕ら小さい頃のチーズ不味かったでしょ?」「ピザで好きなりましたね」  純喫茶のバターライス。  アイス、カップ。コーンだと垂れる。「フ、フレイヴァーて?」キャラメル、ナッツ、ヴァニラ。  ミルク缶チョコ、モー、カウベル。  寛ぐ。「靴下脱ぎます。着替えて、ソファー。音楽。おかき」「おかきアカン。隙間よおけいろんなもん出てくる。お金とか」 「野菜ジュースとヨーグルト」「ヨーグルト、バナナ、くるみ」「理想的ヨーグルトライフ」  ゴイヤバーダはあまりに甘い。インドのひとだってヨーグルトで中和しないと辛い。  神戸サイホン濃い珈琲フレッシュ多目砂糖なし。ウインナとは違う。「ミルクは入れます砂糖なし」イタリアエスプレッソダブルじゃりじゃり。
 ルパン三世#16「宝石横取り作戦」。 「Aプロダクション演出グループ」の中のひとは…… 明らかに 宮崎駿。 「ガンシップ!」 もう悪女というよりミミちゃんと呼びたい。 全篇を通して流れる空気はノワールではなくパンダコパンダ。舞台も無国籍から明白に日本の住宅地へ。  でも、そこがいーんじゃなーい。
 世界の快適音楽セレクション、butとorの音楽。 コステロ、ももふく。  スタイリスティックス、but my love. フェイドアウト、あっさりw イントロはきらびやか。  セクシーとは? 人間の女性だと母の側面がよおけ出てしまう。やっぱ猪。優雅。真面目。「脚細いしな」「黒縁細眼鏡掛けさしたら総務のひと」。丸みが揺れる。  せやけど。しゃーけど。  バーフバリを一年待った。  歌劇団の楽屋毎週。  取り調べで時間言うてる。大量生産品の違い。  orとbut、グレーとブラック。

情報資産のゴミ屋敷化

  うちのiTunesが激重だった理由 、がわかって思ったんだけど。  これね、何が起こってるかっていうと、うちの音楽データ、ゴミ屋敷化してんだなつまり。  管理できる量を超えちゃってるわけ。食うつもりもない食いもん、着るつもりのない服、組み立てもせずほったらかしの通販家具。ゴミ捨て場から拾ってきたもん。そういうのがうず高く積み重なってんだ、俺んちに、電子データとして。  ね。こういうことが起こるんだよ。  電子データなら場所取らない、と思ってLPやらCDやら本やら断捨離したひといるわけでしょ?  取るんだよ、場所。場所っつーか、場所は取らないにしても、管理できなくなる、収拾つかなくなるっつう意味では結局一緒なんだよ。  自分は自分の器でしか生きられないわけ。  無尽蔵に所有してたって、アクセスしてなければそれ店に置いてあんのと同じだから。買う前の状態と何も変わってないから。  いやまいったね。これはちょっと予想してなかった。  たぶん毎日、起きてる間一日中聴いてたとしても、聴ききれない。もう一生分を超える音楽データがある。  そしてそれが別にうれしいことでもなんでもない。これはちょっとまずい。

うちのiTunesが激重だった理由

 わかったんですよ。  勝手にね、「最近のアイチューンズ激重。ソフトが肥大化し過ぎてんだよ。帝国海軍とおんなじ。時代遅れの大艦巨砲主義で自滅。アップルちゃんとやってくれよ」とか思い込んでたんですね。  違うんですよ。 「あ、もしかして」  って、なにげにね、ライブラリのデータ全消しして、20曲くらいだけ読ませてみたら。  あ。軽い。  すいすい動く。長考しない。なんか押したあと無反応のまま1分とか待ったりしない。  データ読ませ過ぎだったんですね。  1.2テラですよ。音楽を。これがいけなかった。  振り返れば確かに、iTunes重いなって感じだしたの、500ギガディスクから1テラに全音楽データ移してくらいからですよ。  んで、いまやそれを2テラディスクに。  いや、これね、データ量の問題じゃない。多分。  例えば、2テラある曲ひとつ読ませた(思考実験ね)として、重くなるかっつったら多分そんなことはない。リンク貼って管理してるだけだからね、iTunesは。  データ件数、つまり曲数が多過ぎるんだと思う。iTunesで扱えるメモリ空間(なんとなく雰囲気で言ってます)の適正量を越えちまってんだと思う、現状。  じゃあその適正量、適正管理曲数がどんくらいなのかっていうと、来し方を振り返ってみればまあたぶん音楽ファイル500ギガ以下なんだろう大体。  俺の場合はほぼmp3やaacの圧縮音源なんでこれひとの環境によってまた違うだろうけど。  だからこれ、そういうこと踏まえて音楽管理ソフトiTunesとの付き合い方、構築し直さなきゃなんないんだよなあ。  iTunesの使い勝手の良さはもう手放せないし。代替ソフトでこれを越えるもんはないし。  何をどうしようかねえ。  いま自分のマシンはThinkpad E560 core i5 6200U、ssd500ギガなんでこれが低速機ってこたあない。マシン性能をもっと上げればiTunesも動作が速くなるとかそういう話ではたぶんない。
「インヴィジブル」、いま頃観た。テレビドラマか? ってくらいの安さ。エリザベスシューの乳以外に見どころがなかった。  ロボコップはフロック勝ちだったのか? 疑惑をますます強めざるを得ない。スターシップトゥルーパーズも似たように安かった。ヴァーホーヴェンが低予算向き二流監督に見られるとしたらそれはもしかしたら正しい評価なのではないか。  スケベで卑怯で尊大で不誠実で誰からも嫌われている孤独な男がその自画像を誠実に描いたものであるのだとしたら、一篇の優れた私小説ではあるのかもしれない。  ルパン三世#15「ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう」、内容は明らかにテコ入れ後、高畑、宮崎チーム参加こども向け修正後の演出なんだけど、俺はこの方が好きだな。  おとなぶるのこそおこちゃまの証しだし。大隅演出初期回は雰囲気こそハードボイルドだがお話は実はずいぶん杜撰で破綻している。  ラストのこのカットが70年代の青春そのもので胸が熱くなる。巷間どこにでもいる悪女、毒婦をやめ、チームの一員となった峰不二子の凛とした美しさ、若々しさ。  続くコーナリングの流れるような動画、作監大塚康生の真骨頂。

初天一

 食ったことないので食っておくことにした。  なるほど、確かにこれは濃厚なスープ。ライスの並もオーダーしといて良かった。これはおかずスープだ。  何の味? って自問しても全然わからない、渾然一体、曖昧模糊なんだけど、ともかくそれが美味いのだから文句はない。  回鍋肉とか唐揚げとかチャーシュー丼とか餃子とか酒とかメニューは多彩なので使い勝手が良い。定食なんか絶対腹一杯になるしちょい飲みにも良さげ。  変なTシャツの画像を見たことがあるけど、今日接客してくれた店員さんは外貌といい発語といい明らかにサウジーストエイジャア。つまり、そんな態度は天一自体もうとれなくなるってこと。これからも商売続けたいのならね。誇り高い(=気位ばかり高い)ニホンジン様がやりたがらない仕事だもの。彼らがいなければ天一もコンビニも回らないのだ。
 ツタヤでパシフィックリムアプライジング借りて観たが退屈。  人間ドラマ部分、内容が幼稚であるにとどまらず演出も幼稚。  といって肝心のアクションも稚拙などつきあい&「気合いだ気合いだ気合いだ」の連続でうんざりだったんだけど。だから全部駄目だこの映画。  何なんだろうね、デルトロ先生のキモオタ科学者に対する思い入れは。なんでそんなに出したい? キョドキョド動いたり喋ったりするだけで不快以外の何物でもないんだが。 (追記: デルトロ氏途中降板で監督は別のひとらしい)  以前から「美剣士が血まみれに切り刻まれて絶命する様に発情する女子」という異様な存在は認知していて、あまり良く思っていなかった。いや、はっきり言って大嫌いな種類の人間だった。  やおいだ腐女子だいう名を持つ存在として可視化され「なるほどねえ。やっぱりねえ」と納得したのだった。
 世界の快適音楽セレクション、万国アリス祭。  ジェフエメリック、EMI、16歳。  オノマトペ。うひゃー。千個。ぐだぐだ。「ぐりゅーはないねん。オムオムオムラーもないねん」  アリーチェ。  長屋、ねずみ、蛇。  カムイ。分身、逆にしんどいであれ。やられるで。  ジンマン「これ絶対松村さん好きでしょ思って。拍手ちらほらなのがまたw」

少年探偵団再読 地底の魔術王(初出時タイトル 虎の牙)

主 ジャケ、ヤバイね。 客 いくら怪人とはいえ、これはもう人間じゃないよw その 洋館 なら、少年たちはよく知っていました。 赤レンガ の古い建物 で、スレートぶきの急な屋根から、やはりレンガでできた四角な暖炉の煙突がそびえている。いまどき、どこにも見られないような、うすきみの悪い、へんなうちなのです。 主 いいよねえ。少年探偵団定番の導入部。 客 洋館は紙とふすまでできた貧しい日本の現実から離脱する異界への入り口なんですよね。 「ねえ、おかあさん、これは、 きちがい が、塀をのりこえて、はいって来たのかもしれませんよ。 きちがい は、ばか力がありますからね。」 「まあ、きみのわるい。でも、そんな きちがい が、このへんにいるという、うわさも聞かないけれど……。」 主 お母さん、しれっとひどい言い方しよるw 客 作品の歴史的価値に鑑み当時の表現のままお送りしておりますw 「だいいち、諸君を だまってわしのうちにつれこんだり しては、きみたちのおとうさんやおかあさんに、しかられるからね。」 主 おい。 客 さすが怪人。自分の社会的立ち位置にものすごく自覚的ですね。 主 黙って連れ込んで失敗したり怒られたり大騒ぎになったりしたいくつもの苦い過去が言わせる重いセリフだね。  明智探偵はニッコリ笑って「 もっとこちらへ 。」というあいずをしました。小林君が、その意味を さっして 、 リンゴのような頬(ほお)を、ベッドの上の先生の顔のそばへもって行きます と、明智は、 その耳たぶに口をよせて 、何かささやきました。 主 「察して」じゃねえよ! 客 僕らはもう乱歩先生が そういうひと だと知ってるからあれだけど、こどもん時は不思議と全然気づかなかったんですよねえ。 主 発表当時にあってもガツンと衝撃を受けながら読んだひともいるんだろうね。 客 おとなにも、こどもにも。ここに自分と等質者がいる、これは俺だ、と。 もうどうすることもできません。小林君はふたりの男に、右左から手をとられて、うむを言わせず、自動車の中に、おしこめられてしまいました。そして、手足をしばられ、さるぐつわをはめられ、手ぬぐいのようなもので、目かくしまでされてしまったのです。  小林君は、されるがままになって、ジッと自動車のクッションにもた

初はつね

「並んでんなあ」といつも横を通り過ぎていた。  まあ一度は食べておくかと今日初めて入った。  入った、っつーかまず並ばんといかんのだけども。店外に六人くらい並んでたかな。  待つこと三十分。よーやっと番が回ってきた。  店内は六人がけ。ご主人がひとりで回していた。  ラーメンを食う、と決めていたからラーメン(650円)を注文したが、俺以外はみんなタンメン(650円)を食っていた。ここの売りはタンメンのようだ。  オーダー後さらに待つ。20分位してようやくありつけた。  うん、美味い。待った甲斐のある味。  普通の醤油ラーメン。でもこの普通味がいーんじゃない。わかるひとにはわかる。  食っちゃったよ。あーあ、汁まで全部飲んじゃった。  おいしかった。  合計1時間くらい待ったけど、俺が食ってる最中に奥さん? が手伝いに入ってきたからいつもは二人で回してんだろうね。そん時はもうちょっと回転速いんだろう。  ご主人目の前でワンオペしてんの見たが、普通の手順で普通に焦らず手を抜かず、ペースを守って普通のそばを普通に淡々と作ってる、そういう印象を受けた。並んでるからって客さばくために雑なことしない。これみよがしの大げさな湯切りもない。媚びるでも威張るでもないこのちょうどいい感じがまた客を惹き付ける、信頼させるんだろうなあ。  こういう人気店って独自ルールとかあるんじゃないか、支払いのタイミングはいつなんだろう、グズグズまごまごしてたらどやしつけられるんじゃないかとか気を揉んでたが、普通に食ったあとみんな払って出ていった。吉野家とおんなじ。  硬貨で釣り銭出ないようにきっちり払うときっと「ん、わかってるね」「できるね」「タダモンじゃねえことは目付きでわかったが、やっぱりあんたトーシロじゃねえな」「通だね」とお店の人からも常連さんからも一目置かれるに違いない。そうに決まっている。

Thinkpad E560のSSHDをSSDに換装する 3

 第三話は換装後の具合について。 [良い点] ・起動、シャットダウンが倍速くなった。 ・HDDのカシャカシャ等動作音がなくなった。 ・ハードディスククラッシュへの気遣いなく動作中でも移動できるようになった。 [悪い点] ・ない。  起動が速く、と書いたが、常用するアプリケーションの体感はというと、キビキビと速くはなったが倍とまではいかない。イッテン何倍、みたいな感じ。  だから「SSDで激速に!」みたいなことにはならなかった。良くはなったんだけど。  激重iTunesの動作が改善したかというと改善はしたけど依然重い、重量級大艦巨砲ソフトのままだし。  サムネ表示だとイクスプローラ緑のプログレスバーリネイムファン激回り(=CPUパワー全開)問題(うまく説明できる自信がない。同じ問題で困ってるひとには一発でわかる)、軽減はしたけど問題としては依然存続しているし。  換装のあとバイオスとかコンパネとかSSD用に特別にいじったりしてあげた方がいいんですかね? なんかよくわからない。  とりあえずIDE、AHCIがどうしたこうしたについて自分は心配しなくていいようだ。  サムスンマジシャンをとりあえず入れといた。( リンク )  常駐はさせんといた。 追記: 今日(2018年10月10日)windows update が来てたけど、いつもだったら「ああ来てるな」と急にもっさりしだしたマシンの様子でわかるのだが、今日はそんなこと全然なく電源押してシャットダウンさせた途端アプデ始まったんで初めてそれとわかった。  そういう負担の軽さもさることながら、これからはアプデ始まっちまったマシンをちゃぶ台から移動させることができず夕飯を余白の隅で食べる、みたいな主客転倒な事態を迎えずに済むのである。ハードディスクの針が回転円盤にクラッシュする気づかいなくアプデ中に平気で別ん場所へ動かせるようになる。これが何より大きい。俺にとってはSSDにした最大のメリットだ。

Thinkpad E560のSSHDをSSDに換装する 2

( 1 ,からのつづき)  電源投入。無事起動。  デスクトップ表示までの時間を計測。 SSHD SSD  起動時間は半分くらいに。さすがSSD。  ディスクマーク5。 旧 新  ディスクマーク6。 旧 新 5と6の違いとか、各数字の意味とかあんま知らないで載せてます。ともかく激速になったことだけはわかる。  つかSSHDが如何に遅かったか、っつうことよね。実際使用感ものろかったし。  SSHD、駄目じゃん。全然ハイブリッド、両方のいいとこ取りじゃないじゃん。  シャットダウンは、 新 以前の、測り忘れた。  ということで無事換装成功、メデタシメデタシ。  かと思いきや、事件はこのあと発生した。  換装後二度目の起動をしたら、  なんだこれ。 Boot Manager recover from critical error. Some essential variables are absent or corrupted and Boot Manger (バイオスさんタイポしよる) has restored them from default configuration. Press Esc to continue or F1 to enter Setup. 「ブートマネジャーは重篤な障害から復旧しました。  なんかえらい大切なもんがないか壊れてるかしてるんでブート マンガー (マネジャー)はデフォの構成からそういうの復旧してやったぞ。  続けるんならエスケープ、セットアップに入るならF1を押せ」  選択肢を提示されているが、「変更を確定しイグジット」以外に実質選びようがない。ノーを選んだらこのバイオスのループから出られない。 イエスでexit。windowsが立ち上がってくれた。  憶測するに、セキュアブートがその機能を忠実に果たした、ってところなんじゃないだろうか。つまり、いつもと違う部品でブートしようとしてますよ、みたいなことを検出したんじゃないか。なんか悪い奴の仕業と違いますか、ええのんですかと。  こっちでええように治しといたけど今度またやらはったら承知せえへんで、おやつ抜きやで、

Thinkpad E560のSSHDをSSDに換装する 1

 この10月にサムスンのSSD(Samsung SSD 500GB 860EVO)を購入、換装しようというのは以前から腹積もりとしてあったのだが、奇しくも9月末、一万二千円くらいだった価格が一挙に9890円に下落。とてもタイミングが良い。幸先が良い。  土曜の午後郵便受けに届いた。うん、楽でいいね。  普通に郵便で送りたくなるのがわかる軽さ。  準備はもうしてあったので早速開封、換装作業開始。  マニュアル同梱。サイトへの案内。   サムスンのサイト を見ると移行ソフトがちゃんとあるっぽい。特に購入者コードなど必要なく、誰でもダウンロードできる。  フリーソフトよかひと手間省ける感じ。もちろんサムスン製専用ならではの利便性。  こんなんにつけて USB3.0で接続。 いきなり「あと2時間半」とか脅してくるけど、数字はガンガン減っていく。  130ギガほどのシステム&データ移行、37分で終了。  さあ、そしたら今度は物理交換だ。  電源抜いて、  電池外して、  裏蓋をプラスドライバーで外す。この3つのネジはどっかいっちゃわない式。ゆるめてもついたまま。  ネジゆるめてもプラの爪が複数箇所マザボの爪に食い込んでいる。だから蓋は素直に開いてくれない。  手の爪やらマイナスドライバーやらでこじ開けるとたぶん筐体に傷が付きそう。  PC、スマホ修理用の「固くてやらかい隙間こじ開け用プラ棒」なんかが欲しいところ。  俺は財布ん中のヤマダ電機ポイントカードで代用。隙間に挿してこじ開けていく。 ガジガジになった  ネジ4本外す。ハードディスクを外す。固着してるのでちょっと手間取った。  小ねじ4本外してハードディスク固定用の枠を外す。  シーゲイトのSSHD500ギガ。これはサムスンSSDの空箱にしまっちゃいましょう。  7ミリ厚のSSHDを7ミリ厚のSSDに換装。  逆手順で戻して行く。  蓋をネジ止め。上から爪あるっぽい複数箇所を押さえてはめ込む。パチパチパチパチ。  完了。電池、電源戻して、  電源投入。 (つづく)→  htt