完全予約注文とか言ってなかったっけか? そういう商品はまた別にあるのか?
きのう本屋さんに平積みになってたのでなにげに買った。多少高くてもいいや、特装版なんだから、とか思って値段も見ずにレジに差し出してびっくり。
飛び出すおっぱいカード、ポストカード、扉絵コレクション。おまけてんこ盛りなのにこの値段(850円+税)はすごいよねえ。コスパ高すぎ。
アクリル彩色かなあ。描き下ろしポストカードが素晴らしい。
扉絵で振り返ると、最初から上手いと思ってた貞本義行が実はそんなでもなかったことがわかる。それがいまに至るまで着実に上手になっていく過程が見えて面白い。顔も絵柄も端正になっていく。いまだ伸びざかりの作家である。
クイックニングが公開されようというときに「まごころを君に」のコミカライズに黙々と従事するのはなかなか絵師としてつらいものがあると思う。こんな仕事に意味あんの? という疑問に圧し潰されてもおかしくない。
しかし、貞本義行直筆の再構築と、貞本義行の碇シンジ(庵野秀明のそれとは明らかに性向が異なる)は確実に望まれているのであり、描いて出せば必ず売れるという事態はやはり絵師にとっての幸福でないはずがない。エヴァに関わってしまった天才絵師の、背負わざるをえない宿命である。
箱が非光沢紙なのでまた発色がすばらしい。
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